◆2(夢主顔出し有) ページ3
昔、事故でダメにした左足を引きずりながらリビングへ近づいていった。
リビングのドアから漏れでる光に少し安心して、ドアを開けた。
「っ!」
リビングの中は酷く荒らされ、赤い液体が飛び散っていた。
ふと、自分の右手に冷たい何かが触れた。そちらの方を見ると母が床に伏せていた。
「っあ・・・お、おかあ・・・さん?」
揺すぶってみても母は微動だにしない。
いつも白い肌をよりいっそう青白くさせ、横たわっていた。
「お母さん!!お母さん!!」
私はお母さんとひたすら無心に呼び続けた。
しばらくすると背中の方から暖かい感じがした。振り返るとそこは1面炎の海だった。
「なんで・・・?」
私が無心で母を揺すっている間にこの家は炎で包まれていた。
目の前で揺れる炎に恐怖を覚え一瞬ひるんだ。しかし、その時ふと、父の安否が気になった。
母の事は半分忘れ、炎の中父のことを探しに行った。
「お父さん!!どこ!?」
父は案外すぐに見つかった。父はキッチンで母と同様、顔を青白くさせ倒れていた。
「お父さん・・・」
私の頬には涙が流れていた。父と母の死を理解し涙したという訳ではなかった。
周りで揺れる炎を眺めながら、自分も死ぬのだと悟ったからだ。
その時、隣の部屋から物音がした。
もうそろそろ、立っているのも限界な足に鞭を入れ、最後の力を振り絞るように、隣の部屋へ向かった。
▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
イメ画描きました↓↓
服装は誘拐されてからの服装。
いつか消す気がする・・・。
4人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
冬が一番なCher(プロフ) - 75.さん» この…っ しているよ…! (2017年8月11日 22時) (レス) id: 6e206b5459 (このIDを非表示/違反報告)
75.(プロフ) - 冬が一番なCherさん» フフフ(´^∀^`)フフフ…楽しみにしていたまえ←←←←←←←←← (2017年8月11日 22時) (レス) id: 53e3b94d46 (このIDを非表示/違反報告)
冬が一番なCher(プロフ) - 75.さん» なんだって…最初から狙っていたのかい…?! ちょっとこれは張り付いてないと…楽しみにしてます! (2017年8月11日 10時) (レス) id: 6e206b5459 (このIDを非表示/違反報告)
75.(プロフ) - 冬が一番なCherさん» ありがとう(≧∇≦*)実は椿があの日迎えに来た理由はまだ他にあるんだよ♪これから、過去を少しずつ展開していくから、こうご期待!!←← (2017年8月10日 22時) (レス) id: 53e3b94d46 (このIDを非表示/違反報告)
冬が一番なCher(プロフ) - 寝巻き女子可愛い… 過去のことも壮絶だけどそうじゃなければ椿に会えなかったんだよね 大変だけど よかったって思っています。出会いおめでとう (2017年8月9日 18時) (レス) id: 6e206b5459 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:75. | 作成日時:2017年7月29日 23時