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女は、翌日も、その翌日も、健気に俺のところに来た。
鍛錬をしていれば、側で支えてくれた。
帰りが遅い日は、晩飯を作って待ってくれていた。
聞けば、女は良家の子女だということが分かった。いわゆるお嬢様。いつも綺麗な着物を着飾っていた。
だが、この女といると、自分の素を出せなかった。それゆえ、自分の身の上話や、好物すらも話すことはなかった。
女もそれを、薄々勘付いていたのだろう、俺との距離を感じ取ると、時々苦笑いをして、笑った。
ある晩、女は言った。
『冨岡さん、鮭大根持ってきました。一緒に食べましょう。』
偶然、俺の好物を持ってきたのかと思ったが、次の女の一言で、俺は目を見開いた。
『冨岡さん、好物なんですよね?』
「どうしてそれを、」
『昨日、Aさんが私の家にいらっしゃったんです。そして、”義勇さんの好物だから”と、この鮭大根を・・・』
それから、ぽつりぽつりと話し始めた。
Aは、鮭大根は俺の好物だから、これを差し入れたら、きっともっと俺と仲良くなれると女に言ったらしい。加えて、このことは、俺には秘密だとも。そこに邪な感情はなく、穏やかな表情をしていたと女は言った。
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もものかんづめ(プロフ) - 楪日織さん» はじめまして!素敵な感想ありがとうございます!とっても嬉しいです。読み辛い箇所もあったと思いますが、少しでも義勇さんの魅力を伝えられたら嬉しいです! (2021年3月9日 14時) (レス) id: 1fd1adbad9 (このIDを非表示/違反報告)
楪日織(プロフ) - はじめまして、です。作品を読ませていただきました。冨岡さんが変わっていくところとか、主人公の過去とか、とても心揺さぶられるものが多くて、「美しい作品ってこういうことを言うんだな」としみじみと感じました。素敵な作品を、ありがとうございます! (2021年3月8日 22時) (レス) id: 754ebe19e6 (このIDを非表示/違反報告)
もものかんづめ(プロフ) - 凪子さん» 凪子さん!いつもコメントありがとうございました!次回作も頑張ります笑笑 (2021年3月8日 14時) (レス) id: 1fd1adbad9 (このIDを非表示/違反報告)
もものかんづめ(プロフ) - 莉子さん» 莉子さんのコメントにいつも励まされてました…笑本当に拙すぎる文章だったので、読みにくい箇所が沢山あったと思います。それでも、義勇さんの魅力や作中での成長過程が1ミリでも伝われれば嬉しいです!最後まで応援本当にありがとうございました!! (2021年3月8日 14時) (レス) id: 1fd1adbad9 (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - この作品、とても好きでした。義勇さんの温かさが、心にしみました!次回作も期待しています(^.^) (2021年3月8日 13時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もものかんづめ | 作成日時:2020年11月8日 12時