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翌朝。まだ夜が明けて間もない時だった。








鴉からの伝令が届いた。









「隣町二鬼ガ出タ。直チニ向カエ」









すぐに飛び起きた。鬼殺隊である以上、伝令には即座に対応しないといけない。しかし、今回飛び起きたのは、それだけが理由ではなかった。








”隣町”









Aが、住んでいるところだ。









隣町は比較的大きい町だ。人もたくさんいる。その中で、Aが?








いや、そんなまさか。









そんな思いを胸に抱え、隣町に向かう。









少し裏路地に入った、竹藪の中の人目のつかないところでその鬼は、いた。









強い鬼なのかと危惧していたが、子供で、動きも鈍く、女子供でも逃げられるような鬼だった。









すぐに頸を切る。









「…なんだ、」









安心した。周りを見ても、怪我人はいないようだった。








Aも、きっと被害にあっていないだろう。ましてや気が強いAのことだ。もしAの前に鬼が出たら、Aが自分で倒してしまうだろう。









……何考えてるんだ俺は。任務に集中せねば。









ほっとしたのもつかの間、視界の隅に色彩をとらえた。









ーーーーーーーーピンクの、リボン








昨日、俺がAに買ってあげたやつ。









「…A?」





























竹藪の中で、Aが倒れていた。









姿を見た瞬間、ぞっとした。







姉さんと錆兎の時のことが脳裏によみがえる。









「A!!!」









俺は我を忘れてAの名を呼び、そばに駆け寄った。

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もものかんづめ(プロフ) - 楪日織さん» はじめまして!素敵な感想ありがとうございます!とっても嬉しいです。読み辛い箇所もあったと思いますが、少しでも義勇さんの魅力を伝えられたら嬉しいです! (2021年3月9日 14時) (レス) id: 1fd1adbad9 (このIDを非表示/違反報告)
楪日織(プロフ) - はじめまして、です。作品を読ませていただきました。冨岡さんが変わっていくところとか、主人公の過去とか、とても心揺さぶられるものが多くて、「美しい作品ってこういうことを言うんだな」としみじみと感じました。素敵な作品を、ありがとうございます! (2021年3月8日 22時) (レス) id: 754ebe19e6 (このIDを非表示/違反報告)
もものかんづめ(プロフ) - 凪子さん» 凪子さん!いつもコメントありがとうございました!次回作も頑張ります笑笑 (2021年3月8日 14時) (レス) id: 1fd1adbad9 (このIDを非表示/違反報告)
もものかんづめ(プロフ) - 莉子さん» 莉子さんのコメントにいつも励まされてました…笑本当に拙すぎる文章だったので、読みにくい箇所が沢山あったと思います。それでも、義勇さんの魅力や作中での成長過程が1ミリでも伝われれば嬉しいです!最後まで応援本当にありがとうございました!! (2021年3月8日 14時) (レス) id: 1fd1adbad9 (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - この作品、とても好きでした。義勇さんの温かさが、心にしみました!次回作も期待しています(^.^) (2021年3月8日 13時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もものかんづめ | 作成日時:2020年11月8日 12時

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