知らせ ページ14
そのまま手を繋いで帰り、学校の寮に戻る。
「…っ、じゃあ、ここで…」
「…うん、また明日ね！」
初めてのキスをしたあとだからか、どこかぎこちない動きをしながら二人はそれぞれの部屋へ戻っていった。
(…うわぁ、キス…しちゃったんだ…私…)
自分の部屋へと続く廊下を歩きながら、Aはぽっと頬を赤らめる。
(今日、一日楽しかった…)
天喰くんと繋いだ手の感触、天喰くんが笑った時の顔、天喰くんが自分を呼ぶときの声。
その一つ一つの動作が、Aはたまらなく好きなのだ。
(…って、これじゃあ私、変態みたい……)
いけないいけない、と顔を軽く叩く。
(でも、幸せだったなあ……)
明日からまた頑張れそうだ、と意気込んでいると、自分の部屋の前に誰かがいることに気付いた。
「あれ…校長先生？ここで何してるんですか？」
普段は、校長が学生寮にいるなんて滅多にない。
いつもと違うことに、胸がざわつく。
「やあ、実は、君に用があってね」
「私…？」
またお説教か…！？でも、ここ最近、研究に明け暮れていて、誰かにイタズラとかはしていない。
じゃあ、何で。
「君の研究が国に評価されてね、大学の推薦が来てるんだ」
「…大学？」
雄英高校は、卒業したら大半の人は、そのままサイドキックとして就職する。大学に進学する人は少数だろう。
「そうだ。そこに入学したら、きっと自分がやりたい研究もたくさんできるだろう。」
校長先生の話を聞きながら、私はぼんやりとそれもいいな、と思い始めていた。
ヒーローになりたい夢は捨てたわけじゃないから、大学に通いながら、ヒーローの勉強も勿論する。
そして、環くんの夢も応援して。
きっと、今までより忙しくなるよね、二人共。デートとか出来るかな、まあ隣にいてくれればいいや、なんて。
「君にとってもいい刺激になると思うんだ。ただ…」
校長先生の顔が少し曇る。
「ただ……？」
次の瞬間、校長先生から発せられた言葉に、私は頭が真っ白になってしまった。
·
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「その大学は、アメリカにあるんだ」
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りょうまる。 - タ、タランチュラ、、？ シーラカンス？？？？ (7月21日 20時) (
レス) @page2 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
まや - 待って夢主ちゃん、シーラカンスの料理まただすの…、？ (2020年10月29日 16時) (レス) id: 5170473165 (このIDを非表示/違反報告)
まや - 待って夢主ちゃん、タランチュラはどっから持ってきたの？そして環くん｡をしれっとじっけんだいにしないであげてね…………？ (2020年10月29日 16時) (レス) id: 5170473165 (このIDを非表示/違反報告)
まや - シーラカンス……？？？ (2020年10月29日 16時) (レス) id: 5170473165 (このIDを非表示/違反報告)
もものかんづめ(プロフ) - ichiさん» ありがとうございます！ もう少しで最終回なので、最後までこの二人を見守ってくださると嬉しいです！！ (2020年10月25日 19時) (レス) id: 0d3ba73f75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もものかんづめ | 作成日時：2019年6月30日 12時
