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「な__き____お____」



なんか聞こえる…



「起きてくれ!!」

「ふがっ」



耳元で大きな声が聞こえてきて意識が浮上した
めっちゃ鼻なったやば



「起こすなら静かに起こしてよ…須磨の馬鹿アホノロマ…」

「申し訳ないが俺の名前は炭治郎だ!!」

「たんじろぉー?」



そう言えば男の声だし…だんだんとハッキリしてきた視界に映ったのはさっきの鬼殺隊員の男の子だった



「よかった…急に立ったまま眠り始めたから吃驚したよ」

「え、申し訳ない…おはようございます?」

「おはよう!!」



あ、挨拶してくれるんだ。この子絶対良い子だな

ていうか何で私寝てたんだっけ…えぇっと……あぁ、そっか
攻撃を避けるのに久しぶりにいっぱい動いたのと、
倒した後話し込んでたから長くなりそうだなって思って寝ちゃったんだった

………うん、炭治郎のせいにしよう



「それにしてもさっきの技!!凄かったな!!君は…えっと…」

「A」

「Aは何の呼吸を使うんだ?」



興味津々に聞かれて、渋々"音の呼吸"を使う事を伝える
そうすれば



「音?聞いた事ない呼吸だなぁ」



そう言われて炭治郎が首を傾げるのと同時に、私も首を傾げた

名字を言ったら色々面倒くさそうだから言わなかったけど…
音の呼吸を聞いた事ないなんて、炭治郎って柱の事知らないのかな



「炭治郎は何の呼吸?」

「あぁ、俺は水の呼吸を使うんだ」

「ふーん」



自分で聞いておいて興味なさげな返事だなって自分でも思う
そんな私の反応にも、炭治郎は嫌な顔一つしなかった



「あ!!!!」

「うわっ」



急に大きな声を出されて思わず耳を塞ぐ



「清達と合流しないと!!」

「さっき言ってた子供?」

「あぁ!Aも来るか?」



そう言われて少し考えた後、首を横に振った
そんな私を見て炭治郎は頷く



「そっか!じゃあ俺はもう行くよ、また何処かで!!」

「バイバイ」



手を振りながらすたこらと去っていった炭治郎を見送って、ずっと我慢してた欠伸を一つ

静かになった空間で暫くぼーっとした後、今いる部屋を後にした



「生存者居るかな…」



正直さっきから炭治郎の足音がするだけで、後は静かすぎるから生きてる人は居ないかもしれないけど

それにここに来る前に、何人か鬼に殺されてしまった人が居たから、その人達も埋葬しないといけない



「…炭治郎に手伝ってもらえばよかった」



感動(?)の再開まで数十分

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小鳥遊(プロフ) - 派手派手ださん» 雛鶴さん可愛いは常識ですねはい!!! (2020年9月15日 8時) (レス) id: c382c4d96c (このIDを非表示/違反報告)
派手派手だ - 雛鶴可愛い〜〜〜〜 (2020年9月14日 21時) (レス) id: ecb9bdae19 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊(プロフ) - かりんとうさん» 雛鶴さん好きです本当それなです(激しく同意) (2020年9月10日 20時) (レス) id: c382c4d96c (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - 雛鶴さん可愛いよねぇぇぇ……ムフフ (2020年9月9日 15時) (レス) id: 0a870a00f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小鳥遊 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2020年9月7日 22時

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