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「Aちゃん体調はどう?林檎剥いてみたけれど、食べられそう?」

「雛鶴さんがあーんしてくれたら食べれる…」



布団に潜りながら口を開ければ、雛鶴さんは少し困った様に眉を八の字にして笑う
はう…どんな表情でも美しい…雛鶴さん好き…



「よし、兄様が特別に食べさせてやろう」

「ぐう…」

「おい」



眼福だったのに途端に視界に入り込んできた筋肉ダルマ
目を閉じて寝たフリをしたらデコピンされた、痛い



「んで?何でびしょ濡れで帰ってきたか言う気になったか?」

「ぐう……兄様筋肉ダルマ…暑ぐるしいから近づくな…ぐう…」

「バレバレの寝言で俺の悪口を派手に言うんじゃねぇよ」



カナヲは私の事起こしてくれただけだし何も悪くないもんね

気絶してた私が悪いんだよ…あ、待ってやっぱりあの派手な子のせいだ。うん、そういう事にしよう



「A!あんたの刀が届いたってさ!!」

「刀!!」

「刀で喜ぶ十六の妹」



なんか凄い複雑なんだが…

兄様がなんか言ってたけど気にせず、まきをの隣を駆け抜けようとしたら首根っこを掴まれた



「あんたはまだ寝てな!!まず万全にして刀はそれから」

「えぇー…」

「それ、私には通じないからな」



いつかのようにしてみても、まきをは『おねだり作戦』を教えてくれた本人だから通用しなかった。ちっ…






.









.









.









数日後、体調も絶好調でようやく刀を手にする事が出来た
ついでに支給をされた隊服を着てみろとの事で、見に纏った隊服に刀を指してみる

鏡の前に立ってみたが、服に着られてる感じでちょっと情けなかった



「兄様ー」

「お、着てきた…か」



兄様達の元へ行くなり、何故か皆固まったまま動かない
え、そんなに似合わなかったのかな…



「な、ななななんなんですかその服は!!ダメですAちゃんにはまだ早いです!!!」



なんて思ってたら須磨が大きな叫び声を上げて私に覆い被さった



「Aちゃん、一回着替え直して話はそれからよ」

「その巫山戯たスカート丈は何!?それにその胸元!!女隊員の隊服って皆こうなの!?」

「A誰がお前の隊服を担当した?兄様に言ってみろ」



皆の気迫が凄すぎて思わず担当してくれた人の名前を言ってしまった
そしたら皆秒でその場から消えていて、戻ってきた頃には何故か新しい隊服を渡された


胸元…私そんなに胸無いかな…

見下ろしてみても寂しいそこに、ちょっとだけ静かに落ち込んだ

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小鳥遊(プロフ) - 派手派手ださん» 雛鶴さん可愛いは常識ですねはい!!! (2020年9月15日 8時) (レス) id: c382c4d96c (このIDを非表示/違反報告)
派手派手だ - 雛鶴可愛い〜〜〜〜 (2020年9月14日 21時) (レス) id: ecb9bdae19 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊(プロフ) - かりんとうさん» 雛鶴さん好きです本当それなです(激しく同意) (2020年9月10日 20時) (レス) id: c382c4d96c (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - 雛鶴さん可愛いよねぇぇぇ……ムフフ (2020年9月9日 15時) (レス) id: 0a870a00f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小鳥遊 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2020年9月7日 22時

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