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それから何度も兄様の妨害をくらい、炭治郎達に会いに行けない日々が続いた



「炭治郎さん達なら先程ここを発たれましたよ」

「え」




何とか蝶屋敷に来た時既に遅く、炭治郎達はたった先刻任務に向かったとアオイさんに言われた
爆速で家に帰り兄様の背中に蹴りを入れたのは仕方ない事だと思う


それから兄様を居ない存在として扱う私の機嫌をとろうと必死な兄様が鬱陶しくてしょうがなかった








.









.









.







そして次の日、炎柱 煉獄さんの死が告げられた



「上弦の鬼には煉獄でさえ負けるのか」



静かに呟いた兄様の言葉に、思わず兄様の隊服の裾を掴んだ
そんな私に兄様は一瞬驚いた表情をしたけど、いつものように笑いながら私を抱えあげた



「今日は随分と甘えただな」

「うるさい筋肉ダルマ…」

「こんな時でも悪態つくのは変わんねぇのかよ」



下ろすように言うと、いつもよりすんなりと下ろしてくれる
…本当、兄様はいつまで経っても子供扱いしてくるから嫌

私はもう子供じゃないのに

一人で鬼だって斬れるし、友達だって出来た
雛鶴さんが居なくなって一人で寝れるようになったし、夜中に一人で厠にだって行ける

もう料理だって作れる(雛鶴さん達には負けるけど…)

いつまでも兄様の背中を追いかけてなんか居ないの



「兄様にだっけ蹴り入れられる」

「え、俺今から蹴られんの?」



サッと私から背中を隠した兄様に、思わずため息が出た
そんな兄様を放って、私はその場から走り出す



「炭治郎んとこ行こっと」

「させるか!!!」



直ぐに追いかけて来た兄様に捕獲されて、強制的に家に帰還させられた








.









.









.







「嫌だ!!」

「おい、落ち着」

「嫌!!!!」



雛鶴さんの背中に引っ付いて、私の肩を掴む兄様の手を振り払う
そうすれば大きなため息が頭上から降ってきた



「お前なぁ…雛鶴が困ってるだろ」

「天元様、私は大丈夫です」



そうは言ってるけど、どうしたらいいのか分からないって感じだ
私だって雛鶴さんを困らせたくない、だけど



「何で雛鶴さんが鬼の情報集まる為に潜入捜査なんてしないといけないの!?他の隊員が行けばいいじゃん!」

「潜入するには男より女のほうが都合いいんだよ」

「じゃあ私行く」

「ダメだ」



さっきからずっと同じ会話
何処に潜入するのかって聞いても答えてくれない

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小鳥遊(プロフ) - 派手派手ださん» 雛鶴さん可愛いは常識ですねはい!!! (2020年9月15日 8時) (レス) id: c382c4d96c (このIDを非表示/違反報告)
派手派手だ - 雛鶴可愛い〜〜〜〜 (2020年9月14日 21時) (レス) id: ecb9bdae19 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊(プロフ) - かりんとうさん» 雛鶴さん好きです本当それなです(激しく同意) (2020年9月10日 20時) (レス) id: c382c4d96c (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - 雛鶴さん可愛いよねぇぇぇ……ムフフ (2020年9月9日 15時) (レス) id: 0a870a00f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小鳥遊 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2020年9月7日 22時

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