不良少女63日目 ページ24
あの後急いで教室から逃げる様に帰宅をした私
自分の部屋のベッドに腰を沈め、テーブルに置かれたチョコの数々を見て考える
貴「んー…やっぱりお返しした方がいいよね……」
貰ったのは女子からと言えど、やはりお返しはした方がいいもんね
そうとなれば早速実行。私はキッチンに立った
貴「作るとしたら何がいいんだろーな……」
でも確かあれだよね、バレンタインのお返しってお菓子の種類によってそれぞれ意味があるんだよな……
チョコやケーキは特に意味は無かったよね?
貴「よし、ならケーキにしよ…………セラ…なにしてんの」
作るお菓子の種類も決まったし、あとは作るだけ
しかし、影からキッチンを除くセラが目に入り呆れの目をセラへと送った
セ「あら…バレちゃったわね。なぁにAったらチョコ作り?
チョコを作るのねー……そうなのねー……いったい誰に上げるのかしら?ツナかしら?それとも他の人?」
貴「あぁ!鬱陶しいなぁ!!クラスメイトの女子達に上げるの!
何故か分からないけどチョコ貰ったそのお礼に!」
しつこく誰に渡すのかと私の周りをキョロキョロとしだすセラ
目的は大体分かった。『チョコください』と顔に書いてあるから
すると、何故か私の言葉を聞いてセラはショックを受けていた
セ「さ、流石A…女子からもモテるだなんて…!!
ライバル多し…あの子も負けてられないわね……」
貴「はぁ?」
よく分からない事をボソボソと言い出すセラに首を傾げた
駄目だ。こいつに構っていたらいつまで経ってもチョコ作りが進まない。そう思った私はセラを無視して、チョコ作りを開始した
チョコ作りもあとは生地を焼くだけのみとなった時、キッチンの近くに備えてある食卓でダラダラとしていたセラが口を開いた
セ「さっきクラスの女子にあげるって言ってたけど、武やツナにはあげないのかしら?」
そう言って頬を食卓にくっつけ、顔だけこちらに向けながらそう言い放ったセラに首を傾げる
貴「何で武達にあげないといけないの?」
セ「あぁ、武達哀れだわ」
そう言ってはぁと深いため息を吐き、反対方向に顔を向けたセラにイラッときたのはしょうがないと思う
セ「ツナは親友なんでしょ?友チョコくらいあげてもいいと思うわ」
セラのそのごもっともな意見に思わず頷いてしまう
確かにいつもお世話になってるしな…
セ「武は何となく」
いや、適当だな
貴「まぁ…まだ材料はあるし……作ってもいいけど」
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まくすうぇる(プロフ) - うにゅ・・・どっかに雪使おーよ!!が、どっかに行き着かおーよ!!に、なってるですにゅ。 (2019年8月17日 21時) (レス) id: d72df01982 (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - いちご大福さん» こんにちは~やっぱりリボーンは、いいですねぇー!しかもこの内容やまもぉーと幼なじみだなんて(*´ω`*)なんと言うことでしょー (2018年3月23日 12時) (レス) id: 39df0bc08c (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - キキさん» ありがとうございます(*^^*) (2017年12月30日 20時) (レス) id: 7ea60b94d5 (このIDを非表示/違反報告)
キキ - 面白いです! (2017年12月30日 18時) (レス) id: ad8f8fef3c (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福(プロフ) - あすかさん» ありがとうございます!更新頑張ります!! (2017年12月30日 0時) (レス) id: 7ea60b94d5 (このIDを非表示/違反報告)
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