32.初代黒龍 ページ1
・
年明けから、二ヶ月が経った。
その日、運命は動き出した。
私達は、バイクで海辺に来ていた。
３月に近づいていったからって、やっぱり寒い。潮風が冷たい。
あ、私達っていうのは、真とタケとワカとケイと私ね？
そこに着き、真が、とある言葉を口に出した。
「オレらで、チームを立ち上げる！」
『！』
いつか交わした約束が、もう叶ったのか。
そう思うと、すごく嬉しかった。
役割もそれぞれ決めた。
真が総長、タケが副総長、特攻隊長がワカ、親衛隊長がケイ。
私は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「"遊撃隊長"だ」
遊撃隊。
確か、戦況によって攻撃か守りか決める、特別部隊。
『そんな大切な役割…私なんかで良いの？』
私は、恐る恐る聞いてみた。
いや、まあ出来ることならやるけど。
「Aだから任せんだよ！」
『！』
そっか…
信頼されてる感じで、すごく嬉しい。
そんな、感動で胸がいっぱいになってる時、こんな質問が飛び交った。
「ところで、チーム名は？」
「え」
「「「『え？』」」」
「考えて…なかった」
『…さすがと言うべきか』
「うん」
「…」
「え、ごめん」
『いや、謝る必要ないんだけど…今から私達で考えましょ？』
「なんか入れたい言葉あるか？」
「ドラゴンとかカッコよくね？」
「当て字もいいよな」
「あとなんだ…？」
『うーん…黒とか？』
「あ、じゃあ繋げてクロドラゴン！」
「「「ダサ」」」
「え"」
『そーゆーこと言わないの！』
『でも…黒い龍って書いて、"ブラックドラゴン"なんてどう？』
「「「「かっけぇ！」」」」
その時、始まった。
初代黒龍の時代が。
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ヒカル(プロフ) - 引きこもり隊さん» 引きこもり隊様…！！見てくれてありがとうございます！ (2022年6月3日 18時) (
レス) id: 3a71b6c798 (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり隊 - ウッ・・・涙が｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡ お疲れ様でした！！とても面白かったです！！ (2022年6月3日 18時) (レス) @page13 id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒカル | 作成日時：2022年5月20日 19時
