恋は駆け引き。【Taiga.K】 (ページ18)

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樹が甘いものを食べたいと言うので、ショッピングモール内にある、今人気のパンケーキ屋さんへ。

『私、ここ行ってみたかったんだよね。』

樹「マジ？俺も実は行ってみたかったんだよ。でも、男だけで入るっていうのもさ、なんか、浮くっていうか。そんな感じで、男友達とも来れずって感じだったから、超嬉しい。」

と、樹が言った。

結構可愛い一面もあるのかも？なんて思った。

だって、見た目が可愛い系じゃないから(笑)

女子はみんな、樹のそういうギャップにやられるのかな？

注文したパンケーキが届き、食べ始める。

樹「うわ、美味そう。」

『しかも結構大っきい！』

樹「なぁ、半分こしよーぜ。」

『あ、そうだった(笑)』

樹「おい、忘れんなよ(笑)」

『だって…いざ目の前に来るとそれしか眼中にないから(笑)』

樹「まぁ実を言うと、俺も忘れてた(笑)」

『樹だって忘れてんじゃん！(笑)』

2人とも、ニワトリ以下でした(笑)

ニワトリは、2歩歩くと忘れちゃうってよく言われてるけど、私たちは1歩も歩いてないから(笑)

だから、ニワトリ以下(笑)

そこから20分くらい喋りながらゆっくり食べて、本命のショッピングモールへ。

樹「ありがとな。奢ってくれて。」

『いやいや、そんな。だって、今日は樹にお礼するために来てるんだし。これくらい当然だよ！』

樹「ん、サンキュ。」

『てかあのお店、1枚が結構大きくてさ、トッピングもたくさん乗っかってて950円は安くない？学生にはありがたい。』

樹「それな。しかも美味いし。また今度食いに行こうぜ。」

『行こう！』

なんて、ちゃっかり次の約束もしながら、本命のショッピングモールのファッション街へ。