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食べかけの賄いから顔を上げれば、個室から顔をのぞかせた先生がちょいちょいと手招いていて。唐揚げをひとつぱくりと口に含み、イケメン卓に向かう。
あ、足首ちょっと痛いかも。この前のやつ放置したのダメだったかな。
「……っん、はい、何でしょうか」
「……休憩入ったなら、ちょっとだけ話せるかな？」
お酒が入って少しだけ酔っているのだろうか。いつもは見れない少しだけ上機嫌でニコニコした先生にこくりと頷くと、
「ほら、やっぱオリバーのとこの教え子ちゃんだよ」
「この前の配信の子かぁ…」
なんか声似てると思ったんだよなあ、と会社員ぽい人が答え合わせをした子供のように満足気に笑い、黒髪のお洒落なイケメンが頷いた。配信、という話題が出るということは、 もしかして…
「あの、もしかして皆様、VTuberの方ですか？」
「うん、そうだよ」
僕の同僚で、みんないい人たちだから。
何となくそんな気はしてた。先生が仲良さげで、今日VTuberの仕事があったはずの先生が一緒に飲みに来る人たち。しかもイケメン。ニッコリとそう言う先生には悪いが、このイケメン達がVTuberということなら、話は変わってくる。
「…あ、紹介してなかったね。彼は＿＿」
「あの、先生」
「ん？」
「そういうのって…、簡単に一般人に教えない方がいいと思います…。特にVTuberの方々は、身バレ？になるんですよね」
先生のお仲間さんだというのは分かったので、それだけで大丈夫ですよ。
キラキラと眩しい芸能人と一般人の間には大きな壁があるのだ。私はあまりそういうのも詳しくはないし、お仕事の邪魔になってしまう可能性も否定できない以上、あまり意識しないように余計なことを知らないようにしないと。
そんなふうに思って先生には言ったのだけれど。
「……だ、そうだけど？」
「残念ながら、こちらはオリバーさんのお弁当自慢に釣られてしまった人達の集いなんですよ」
「噂の教え子ちゃんもこの前の配信で超良い子だって分かったしな」
「実を言うとちょっと推し…」
「いっつもオリベーが食べてる弁当が美味しそうだからさぁ…、気になって…」
話を振った先生に、イケメン達が口々に応える。少し申し訳なさそうな顔、にやりと笑った顔、照れるように赤くした顔。一斉にこちらを見ないで頂きたい。
「まぁ、そんなわけで仲良くして欲しいな」
先生の隣に新しく椅子を持ってきた黒髪のお洒落なイケメンが、ぽん、と椅子を叩く。
もしやこれ、逃げられない…？
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かな - コメント失礼します！更新ありがとうございます！！めっちゃワクワクしながら待ってました！！更新頻度がガクッと下がってもう更新されないんじゃないかなって思ってたところなので安心しました！！ゆっくりでいいので完結まで楽しみにしています！！ (5月5日 1時) (
レス) @page33 id: e27098baaa (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - コメント失礼します！私弐時参時様(EN様と卒業してしまった方も含めて)全員推しなので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください！楽しみにしてます！ストーリーめっちゃ好きです！これからも応援してます！ (3月26日 7時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 日常系ってほのぼのしてめちゃくちゃ好きなのでこの作品に会えたことに感謝！応援してます！ (3月1日 8時) (レス) id: c72147683c (このIDを非表示/違反報告)
とな - コメント失礼します！個人的に足をグネッたって言う人が今まで近くにいなくていって足グネッたわって言ったら周りから何言ってんだコイツみたいに思われていたので、足をグネッったって言う表現を見つけてとても嬉しく思いました！ これからも頑張ってください！ (3月1日 0時) (レス) @page14 id: 2089fe153f (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ(プロフ) - とても好きです！！応援してます！！ (1月29日 14時) (レス) id: e1887f89f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒツギ | 作成日時：2023年8月13日 21時
