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そんな彼女の話は、つい配信でも出てしまうわけで。
ゼミ生(リスナー)からいつの間にか【教え子ちゃん】と呼ばれはじめた彼女のことは、僕の配信を見ている人は耳にしたことがあるくらい。
「……頑張って交流を続けて、僕の分のお弁当を作ってもらえるくらいには仲良くなれた、かな？」
「お弁当！？」
「やるじゃんエバさん」
「どういう経緯でそうなったんだ！？」
キラキラと目を輝かせるレイン君に、満足そうにニヤニヤしているローレン君。これは尋問が始まりそうな予感。
レオス君早く来てくれ〜
なんて思っていると、荒々しくバン、と扉が開いた。
「おはようございますぅ〜」
「あ！」
目を向けた先にいたのは、たった今助けを求めたレオス君。
「ヴィンさん、いつもより遅かったな？」
「いや〜、皆さんにお土産があってですねぇ」
特にオリバー君に。と僕の方を見たレオス君は扉の前から体を退けた。
そこに居たのは、たった今話題に出ていた彼女の姿。
「！？」
「…あれ、先生？」
「どうして君がここに…」
悪巧みが成功した、と言うふうにニッコニコのレオス君を横目に、彼女に近付く。
僕よりも遥かに小さな彼女は、戸惑ったように視線をさまよわせつつ見上げてくる。
「先生が体調不良と聞いて、作ってしまったお弁当をヴィンセントさんに食べて頂こうと思っていたら、こんな所に…」
「……あ、」
しまった。そういえば彼女にお弁当のことを何も話していなかった。お昼をみんなで食べに行くこともあるし、体調不良という手前、大学にもいないのにお昼だけ頼むわけにもいかず、連絡することすら忘れていた。それに、VTuberという存在自体知っているのかは分からないが、彼女には活動について正式に話していない。
「…ごめんなさい、すっかり連絡するの忘れてました。お弁当作ってもらってるのに…。あれ？ でもこの前休んだ時はお弁当作らなかったんですか？」
「あ、その時は…」
僕の疑問に説明してくれようとする彼女にかぶせるようにして、レオス君が叫んだ。
「その時は私が頂いたんですよぉ〜！いや〜、あの卵焼きは絶品でしたねぇ」
「あ！ずるいぞヴィンさんだけ美味しいものを！」
「いやいやパタ姐、初対面だし…」
「ふふふ、実は先程彼女にお弁当を頂いたんですよねぇ〜」
「はぁ！？」
レオス君が彼女の弁当を！？というか今日も！？
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かな - コメント失礼します！更新ありがとうございます！！めっちゃワクワクしながら待ってました！！更新頻度がガクッと下がってもう更新されないんじゃないかなって思ってたところなので安心しました！！ゆっくりでいいので完結まで楽しみにしています！！ (5月5日 1時) (
レス) @page33 id: e27098baaa (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - コメント失礼します！私弐時参時様(EN様と卒業してしまった方も含めて)全員推しなので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください！楽しみにしてます！ストーリーめっちゃ好きです！これからも応援してます！ (3月26日 7時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 日常系ってほのぼのしてめちゃくちゃ好きなのでこの作品に会えたことに感謝！応援してます！ (3月1日 8時) (レス) id: c72147683c (このIDを非表示/違反報告)
とな - コメント失礼します！個人的に足をグネッたって言う人が今まで近くにいなくていって足グネッたわって言ったら周りから何言ってんだコイツみたいに思われていたので、足をグネッったって言う表現を見つけてとても嬉しく思いました！ これからも頑張ってください！ (3月1日 0時) (レス) @page14 id: 2089fe153f (このIDを非表示/違反報告)
もふもふ(プロフ) - とても好きです！！応援してます！！ (1月29日 14時) (レス) id: e1887f89f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒツギ | 作成日時：2023年8月13日 21時
