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聞くところによるとこの人も岩本くんの高校からの付き合いらしく、深澤さんと同学年とゆうこともありよく知る人らしい。
肝心な深澤さんには、あの飲み会以来会えてないけど…。
渡辺さんと仲良くなったのは1年が終わり大学2年になった頃。
大学生になり2度目の春を迎え、
この頃には、照くん、ふっかさん、なべさんと皆の呼び方が変わっていた。
いつも通り、みんなで集まる学食のテーブルに行くと1人ぽつんとなべさんの姿が。
｢あれ、なべさんしかいないんですか、？｣
渡辺｢うん、皆は？｣
｢いや、知らんです！｣
渡辺｢俺も聞いてないんだよな〜、グループLINEで聞いてみるわ｣
なべさんがメッセージを送ると、他の3人からすぐ行くとメッセージが返ってくる。
あれ以来よく5人で集まる機会が増え、もちろんそこにはふっかさんもいて、
未だに私はふっかさんへの気持ちを変わらぬままいる。
好きの気持ちを簡単になくすことができないって知ったのもふっかさんに恋をしてからだ。
渡辺｢あ、Aさぁ、今度暇な日ある？｣
｢暇な日ですか、？｣
渡辺｢そ、妹の誕プレ買いに行きたいんだけど、着いてきてくれない？｣
｢あ、全然いいですよ！なべさんいつ暇なんですか？｣
渡辺｢いや、お前の暇な日でいいよ、俺が合わせるから。笑｣
｢じゃあ〜、今週末の日曜とかどうですか？｣
渡辺｢お、いいじゃん、その日にしよ。笑｣
｢分かりました！予定空けときます！｣
苦手意識はまだ持ちつつも、毎日のように一緒に過ごしてきた半年間があるからか普通に話したりすることは余裕でできる。
初めてなべさんと2人で出かける予定、笑顔で承諾はしたものの正直不安でしかない。
約束の日曜日、待ち合わせ場所で待つもなべさんは一向に現れない。
渡辺｢悪い…、寝坊した…！｣
｢なべさんが寝坊なんて珍しい…、笑｣
遅れること30分くらい、原因は寝坊だと知り何事もなく一安心、
普段しない寝坊をしたからか、テンション低めのなべさんと妹さんの誕プレ探しが始まった。
｢何あげるとか決まってるんですか？｣
渡辺｢何がほしいか分かんないんだよな〜…、｣
話を聞けば5つ下の妹さんとはそれなりに仲も良く喧嘩もそんなにしないらしい。
高校2年生の女の子、何が欲しいのかを2人で必死に考えた。
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作者名：すーさん。 | 作成日時：2021年2月7日 3時
