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キャンプ場の近くに隣接されてるコテージでお風呂に浸かり全て嘘であってほしいと願った。
ふっかさん言う通り、4年ってすごく長い。
4年後の未来なんて想像できないけど、
きっと26歳って早い人だと結婚してるし、子供がいる人だっている。
結婚適齢期、彼を待っていたら逃しちゃうんだろうな、なんて考えちゃうと
今すぐに答えは出せなかった。
お風呂から上がってコテージのフロアで涼んでいるとなべさんが様子を見にやってきた。
渡辺｢あ、あがってたんだ、｣
｢分かってて、来たんじゃないんですか？｣
渡辺｢あ、なんだ、バレてんだ。笑｣
私の隣に座って私と同じように真正面を見つめて話し出す。
渡辺｢転勤って酷だよな、｣
｢4年って、長いですよね…、笑｣
渡辺｢長いだろうな、俺ら28で照が7で、お前ら6になってるじゃん、笑｣
｢全員アラサーになっちゃうんですね…笑｣
渡辺｢考えたくねぇよな、歳ももう取りたくねぇし、｣
下を俯くと、肩にぽんとなべさんの手が乗っかる。
渡辺｢答え出てんなら悩む必要ないだろ、？｣
｢え…？｣
渡辺｢顔に書いてる、それでも好きって。｣
顔を咄嗟に隠すと、んなわけねぇだろって笑いだすなべさん。
｢タチ悪いですよ、人が真剣に悩んでるのに…、｣
渡辺｢それだよ、｣
｢え、？｣
渡辺｢悩むのは好きだからだろ？好きだからどうしたらいいか分かんねぇんだろ？｣
渡辺｢いいじゃん、好きなら好きのままで｣
渡辺｢お前あいつのこと何年好きなの？｣
｢えっと…、3年半くらい…？｣
渡辺｢だったら4年も楽勝だろ、笑｣
簡単に笑って言ってのけるなべさん、
なべさんの言う通り、悩むのは好きだから。
｢なべさん、｣
渡辺｢ん？｣
｢私、ふっかさんのこと大好きです、｣
渡辺｢うん、知ってる、｣
｢ふっかさんじゃなきゃ、嫌なんです…っ、｣
渡辺｢うん、｣
｢だから…、ちゃんとふっかさんに伝えます…っ、｣
渡辺｢うん、それでいい、｣
泣きじゃくる私をちゃんと慰めてくれるなべさん。
いつも辛い時にはなべさんの助言が私をちゃんと救ってくれる。
辛いところから助け出してくれる。
翌日、キャンプ場から帰る前、ふっかさんをコテージに呼び出した。
ちゃんと自分の想いを伝えるために。
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作者名：すーさん。 | 作成日時：2021年2月7日 3時
