会 い た い 気 持 ち 。 ページ33
.
としみつside___
り『もう日にち感覚おかしくなるくらいとしみつに会いたいんだね笑』
『そりゃあ、会いたいよ…笑』
り『まーた照れた!笑』
今日上がったサブチャンすぐ見て!今朝の動画!と虫からLINEがきてて見てみた。
サムネがAとりょうで、タイトルはAは旦那が大好きです。と書かれてた。
見る前から可愛すぎんかと思ってたが、内容が想像よりも遥かに上すぎて、言葉が出ないくらい悶えるとはこのことなのかと知った。
と「ばっか可愛い…。」
ホテルで1人そう呟いて、明日の仕事の終わりが遅いから明後日帰ろうとしてたけど急遽予約を取り直し、明日の仕事が終わり次第帰ることを決意した。
1日でも早くAに会うために。
翌日、いつもの俺じゃ有り得んくらい早く起きて会社に向かって、バディーさんである高岡さんと亀ちゃんに経緯を説明し早く仕事が終わるように段取りしてもらう。
撮影もスムーズに終わってインタビューでAの話題が出て尚更会いたくなった。
夜終わるはずだった仕事は夕方頃に終わって相手の会社さんと高岡さんと亀ちゃんにお礼を告げて、そのまま駅へと向かう。
でっかいキャリーが目立つのか、駅で数名に声をかけられたが「急いでる」の言葉で切り抜けて電車へ飛び乗る。
りょうだけに連絡を取り、迎えに来てもらう約束を漕ぎ着けた。
今日は撮影のない日だったからか、二つ返事で了承してくれて到着時間を告げる。
虫にもこっそり連絡をとって、Aには内緒で家に突撃しに行くと伝えた。
り「あ、おかえり〜笑」
と「おう。笑」
り「お前顔やば、めっちゃニヤついてるよ?笑」
りょうに会うなりニヤケが止まらない。
車に乗り込んでから虫の家に向かう最中も、Aの動画の感想をりょうに語りまくってた。
いつも以上に惚気けてるし、自分でも気持ち悪って思うくらいだったのに、りょうは顔色一つ変えずに俺の話を聞いてくれてた。
大きい荷物はりょうの車に積んだまま、携帯と財布だけ持って、パーキングから虫の家まで歩いて3分。
インターホンを鳴らすと虫が出てきて「リビングでお茶飲んでるから、驚かせよう。笑」と企んだ顔で言ってきた。
なるべく足音立てずにリビングまで向かい、虫が先に入り「A〜、お客さんだよ〜」って普通に言って入ってく。
「誰ー?えっ?!としみつくんっ…?!」
.
280人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:すーさん。 | 作成日時:2019年5月28日 0時