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低 血 圧 妊 婦 の 苦 労 。 ページ26

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妊娠四ヶ月目に入ったころ。


Aのつわりがだんだんと落ち着いてきた。


担当の先生曰く、Aは早い方らしい。



でも人の嗚咽はどうしてもつわりを催すらしく、撮影中は苦しそうにしてる時も何度か見かけた。


詳しく安定期などを調べることもなかったけど、まだ後一ヶ月経たないと安定期とは言わないらしい。



妊娠と結婚の報告動画をアップした時も祝福の声と同時に「安定期までは無理はさせずに。」とゆうコメントも多かった。



かと言って、彼女に安定期まで休め。と言っても、もちろん聞く耳すら持たないだろう。



いい意味で頑固だから。



て「なあ、ベイビーはいつくらいに産まれんの?」


「ん?1月20日が予定日だけど?笑」


て「え!そんなに長いんか…!」


虫「てっちゃんって十月十日も知らないの…?笑」



なんて馬鹿な会話が繰り広げられてる隣で編集作業に戻るA。



り「A、最近顔色良くなってきたね。笑」


と「ん?おう、飯とかも前ほどではねぇけど食べる量は増えてきたわ。笑」


ゆ「やっぱつわりって辛そうだよね〜」


り「ゆめまるの嗚咽がずっと続く感じだよ、きっと。笑」


ゆ「うわ、きっつ…。笑」



そんな俺らの会話など露知らず、彼女は黙々と編集作業に没頭してる。


飲み物を取りに行こうとしたのか、てつやの家に置いてあるマイマグカップを持って立った瞬間、ふらついて地面に倒れ込むA。



と「Aっ!」


「ごめん、大丈夫だから…。笑」


り「大丈夫じゃないでしょ、横になろ?」


虫「なんか飲もっか、温かい飲み物入れてくるよ。」


ゆ「いくとー、なんか掛け布団持ってきてくれん?」



倒れ込んだ瞬間、俺含めみんながAの元に集まる。


咄嗟のことで驚いたのか、Aも真っ先にお腹を庇っていた。


マグカップが割れることも無く、体も無事みたいで大事には至らなかった。



とりあえずソファーに寝かせ、いくとが持ってきてくれた薄手の掛け布団をAにかける。



「ごめんね、みんな」


と「なんも悪くねぇんだから、謝んな、な?」


ゆ「そーだよ」


て「立ちくらみ?」


「うん、なんかふわってした…笑」


り「A元々低血圧だし貧血気味だもんね…。」



お腹の中の赤ちゃんが出来るまでは貧血に効く薬を定期的に飲んでたけど、お腹の子には薬などは良くないらしく、それを知ってからは控えていたらしい。








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一旦切ります…!

尊 さ 。→←両 家 顔 合 わ せ 。



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作者名:すーさん。 | 作成日時:2019年5月28日 0時

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