初 デ ー ト ( ? ) ページ5
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ケーキを切り分けながら楽しそうに談笑してるAちゃんとりょう。
そこに増田も加わって3人で和気あいあいとしている光景、妬ましいな〜。としか思えんこの状況を変えてくれたのは、やっぱり彼女だった。
「鈴木くん、はい!」
と「え?!いつからそこおったん…?」
「え〜?5秒くらい前かや?笑」
「何回か呼んだんだけどな〜?笑」って俺の隣で微笑む彼女。
「鈴木くんには切り分けたケーキを一番にあげよ〜!笑」
と「あぁ、ありがとう笑」
て「なんでとしみつが一番なんだよ!!」
「甘いの好きそうじゃん?独断と偏見だーい!」
そう言ってまたキッチンに戻り他の奴らにもケーキを配る彼女。
俺だけ、俺の分の一つだけを、大事そうに持ってきてくれた。
甘いもんは好きでも嫌いでもない、ほんとに普通だったけど、君がそう見えたなら今日から甘いもんを好きになるのも悪くないかもしれん。
翌日、待ち合わせ10分前。
俺にしては早く着けたな〜って余裕ぶっこいて待ち合わせ場所に行くと既に彼女の姿があった。
と「やっべぇ…!」
待たせてると思い走って彼女のそばへ駆け寄ると、手を小さく振って「おはよ〜」と微笑んでくれる。
と「ま、待たせてごめん…!」
「ううん、楽しみすぎて私が早く来ただけやから気にせんで!笑」
恥ずかしそうにしながら「素直に言ってしまった…!」と照れている彼女。
可愛い以外のなにもんでもない。
初デート、そんな甘い呼び名をつけていいのか分からんけど
二人とも気になっていた映画を見てからご飯へ向かい、夕方には解散とゆう流れで一日は過ぎた。
駅に向かって歩く彼女の半歩先を歩く俺。
少し足並みを揃えて、隣へと移動した。
「今日も寒いね〜」
と「そういえば手袋は?」
いつもしていた彼女の手袋、今日は珍しくしてないなーってずっと思ってた。
「お母さんが洗濯しててくれてさ、洗い替えに買っとかなきゃな〜って思ってたのについ忘れとってさ〜。笑」
と「あ、じゃあこれもしかしたらちょうど良かったりする…?笑」
そう言って俺が取り出したのは彼女に用意してたクリスマスプレゼント。
「え!なに?!開けてもいいの…?」
と「もちろん!笑」
彼女がその場で開けた袋の中身は、俺が彼女に似合いそうだと思って買った少し大人っぽい手袋。
「可愛い…、ありがとう!大事にするね!」
と「おう…!笑」
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一旦切ります!
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作者名:すーさん。 | 作成日時:2019年5月28日 0時