episode 29 ページ30
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｢りょうくん…？｣
り｢あ、起きた？おはよ。笑｣
と｢おー、起きたか、虫さんとてつや来たぞ。笑｣
虫｢Aちゃん、こんにちは〜 笑｣
て｢調子どう？｣
｢少し寝たから…だいぶ楽だよ…笑｣
｢2人とも、来てくれてありがとうね…？｣
ゆっくり話す彼女の言葉を皆で最後まで聞いて、聞き終えると｢俺らもAちゃんに会いたかったからな！｣と笑い飛ばすてつや。
まるでその場の雰囲気を盛り上げるかのようにとしみつもてつやと一緒になって笑い騒ぐ。
虫｢もー！2人ともうるさい！！｣
と｢お前の方がうるせぇぞ！！虫！！｣
｢ふふっ…笑｣
り｢面白い？笑｣
うるさい3人を見て笑う彼女に尋ねるとすごく嬉しそうに｢うん。笑｣と答えてくれる。
｢やっぱり、大人数でいると、楽しいね…笑｣
り｢そうだね 笑｣
無理やり場を盛り上げてることに彼女も気づいているかもしれない。
こいつらが空回りしてることも。
それでも俺らは全員気付かないふりをする、彼女が笑っていてくれれば、楽しんでいてくれればそれだけでいいから。
ｰｰｰ あなたside ｰｰｰ
り｢じゃあ帰るね、また明日来るから。｣
｢うん…待ってるね？｣
皆が帰る時、手を振って見送りたいのに上手く手を振れない。
小さな苛立ちが募る。
｢なんで…？｣
それに気づいたりょうくんが私の手を取り、他の3人に向かって｢ばいばーい！笑｣って一緒に手を振ってくれる。
皆が出た後、私の手をぎゅっと握り｢出来ないことは一緒にしよう。｣って微笑む彼。
｢ありがとう…。｣って告げると｢また明日ね！｣って頭を撫でてくれる。
誰もいなくなって1人きりの病室。
虚しさだけが残る。
日に日に動かなくなる体、きっと私はもう長くないだろう…。
(ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ)
｢先生…？｣
医者｢Aちゃん、いいかな？検査の結果を伝えに来た。｣
先生は私にちゃんと教えてくれた。
食道にもがんが転移していること、がんの進行が思うよりも早すぎるとゆうこと。
私の余命が後1週間程度だとゆうこと。
医者｢ご両親に連絡は…｣
｢とらなくて…いいです…。｣
私がそう言うと悲しそうにする先生。
先生が先月、両親に連絡をとった時、次は亡 くなった時に連絡をしてくれと言われたらしい。
所詮、あの人達にとって私はいてもいなくてもどうでもいい存在なんだと再確認した。
ーーー
一旦切ります…！
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すーさん。(プロフ) - あーちゃんさん» あーちゃんさん、コメントありがとうございます！嬉しいです…！また近々新しい作品を書けたらいいなと思ってるので良ければ見てくださいねヽ(；▽；)ノ！ (2019年11月30日 23時) (
レス) id: d77cf76696 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - めちゃくちゃ感動しました。 (2019年11月30日 12時) (レス) id: 789e68029c (このIDを非表示/違反報告)
すーさん。(プロフ) - るりさん» るりさん、コメントありがとうございます！こちらこそ、読んで下さりありがとうございます…！感謝する側なのに感謝されるだなんてほんと恐縮です…！良ければほかにも作品ございますので見てやるか！って思われましたら是非見て言ってやってください…！笑 (2019年5月14日 10時) (レス) id: d77cf76696 (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - 最後の方、涙が止まりませんでした。素敵な作品をありがとうございます！ (2019年5月14日 2時) (レス) id: 546d943e25 (このIDを非表示/違反報告)
すーさん。(プロフ) - 優さん» 優さん、コメントありがとうございます！えええ！めっちゃ嬉しいです(´TωT｀)！ありがとうございます！頑張ります！ (2019年1月6日 23時) (レス) id: d77cf76696 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すーさん。 | 作成日時：2018年12月29日 14時
