episode 14 (※) ページ15
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小さい頃から体が弱くて入退院を繰り返してて、小学生時代は学校よりもこの病院にある青空教室に通った回数の方が多かった。
でも中学生になる直前、嘘みたいに体調が良くなった。
初めてちゃんと通う学校は中学校からだったけど人一倍勉強も頑張って遅れないように気をつけた。
不安だったけど同級生はいい人達ばかりで友達もそれなりにいた。
楽しかった中学生生活は卒業を目前にして、突然終わりが告げられる。
生徒『先生…っ！Aちゃんが…っ！』
先生『安本さん…？安本さん…っ！』
学校で吐血をした。
その日から即入院、小さな頃に完治したはずの胃がんが知らない間に再発していた。
腫瘍は胃の3分の1くらいの大きさ、抗がん剤や色んなお薬で小さくしてから手術をしなければ身体への負担が大きすぎると言われた。
でも、胃がんを小さくしている最中にがんは膵臓に転移しちゃってて、その時お医者さんに言われたんだ。
私の余命は5年だって、末期がんだった。
その頃から両親の喧嘩が耐えなくなった、原因は私について。
結局両親は離婚して、私の親権は放棄された。
形だけでもと治療費は折半して出してくれてるけど、ここ2年、まともに顔も合わせていない。
必要な荷物などを看護師さんに預けては帰るらしい。
既に両親達は再婚していて新しい家庭もある、きっと昔より幸せに過ごせてるんだと思う。
り｢辛くなかったの…？｣
｢私に、2人の幸せを壊す権利はないから…。｣
ｰｰｰ りょうside ｰｰｰ
彼女の声が震えてた。
病気の話をするのも、親御さん達の話をするのも凄く苦しかったんだと思う。
｢お話聞いてくれてありがとうございます、りょうさんに話せて良かった。笑｣
苦笑いをしつつそんなことを言う彼女。
り｢こちらこそ、俺に話してくれてありがとね？｣
り｢ねぇ。｣
｢なに？｣
り｢これはからかってるとかじゃないから、ちゃんと聞いてほしいんだけど。｣
｢うんっ。｣
彼女が生きれる時間は限られている。
悲しいが今日、彼女から告げられた真実だ。
病気のことを聞いて自分には何もできない無力さを感じた。
だけどきっと、俺にも彼女を支えるために何かができる。
俺らには時間が限られている。
だからなるべく早く伝えなきゃって気持ちが焦ってるんだ。
ダメだった時のことなんて、後で考えればいい。
り｢Aちゃん、俺と付き合ってくれませんか？｣
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すーさん。(プロフ) - あーちゃんさん» あーちゃんさん、コメントありがとうございます！嬉しいです…！また近々新しい作品を書けたらいいなと思ってるので良ければ見てくださいねヽ(；▽；)ノ！ (2019年11月30日 23時) (
レス) id: d77cf76696 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - めちゃくちゃ感動しました。 (2019年11月30日 12時) (レス) id: 789e68029c (このIDを非表示/違反報告)
すーさん。(プロフ) - るりさん» るりさん、コメントありがとうございます！こちらこそ、読んで下さりありがとうございます…！感謝する側なのに感謝されるだなんてほんと恐縮です…！良ければほかにも作品ございますので見てやるか！って思われましたら是非見て言ってやってください…！笑 (2019年5月14日 10時) (レス) id: d77cf76696 (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - 最後の方、涙が止まりませんでした。素敵な作品をありがとうございます！ (2019年5月14日 2時) (レス) id: 546d943e25 (このIDを非表示/違反報告)
すーさん。(プロフ) - 優さん» 優さん、コメントありがとうございます！えええ！めっちゃ嬉しいです(´TωT｀)！ありがとうございます！頑張ります！ (2019年1月6日 23時) (レス) id: d77cf76696 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すーさん。 | 作成日時：2018年12月29日 14時
