お返し ページ10
家に帰ってからすぐにコネシマさんの手当てを始めた。
手当てをしている間は彼の仲間の話や最近あった話をして盛り上がった。
コネシマさんは最初こそ冷たく硬い表情だったけど、今は楽しそうな明るい笑顔になった。
それがなんだか嬉しくて、私もついテンションが上がってしまった。
『あれ、なんか変…』
私は包帯を巻いたつもりだったのだが、何故か謎の白い結び目が出来てしまった。
kn「ぶはっ！お前普通にやってそれできんの逆に凄ない！？」
大きく大胆な笑い声で爆笑するコネシマさん。
kn「ここはこうやってすんねん。不器用な俺でもできるわ」
『…しれっと煽るの辞めてください！
私だって普段は上手く出来るんですからね！？
今日は偶々調子が悪かっただけですから！』
kn「はいはい“偶々”なw」
『私一応貴方の手当てしてあげた立場の人間ですからね？？？』
kn「お前が勝手にやるって言ったんやろ」
『そ、それはそうですけど…』
kn「…まぁ、ありがとな。んじゃ俺は帰るわ」
『はい、外暗いので気をつけて下さいね！』
kn「…ん」
________
kn side
噂を聞いた時から嫌いだった。
好きな奴を傷つける悪い奴やって。
でも2回目会った時、俺の考えは変わった。
泣いてるじゃないかと言うアイツの顔が、瞳があまりにも優しく温かかった。
俺の話を真剣に聞いてくれて、面白いリアクションをくれて…
手当ては上手いとは言えないが一生懸命やってくれる姿に思わずドキっとした。
俺の家族は喧嘩ばっかりで、愛情なんてものを貰ったことがない。
でもアイツは、温かい愛情を沢山くれた。
だから、俺もお返しせな。
俺は帰りながら包帯が巻かれた腕をうっとりと見つめた。
ut「…は？」
一瞬大先生の声が聞こえたのは気のせいやろ。
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スイコン - え、好き(‘◉⌓◉’)好みの作品過ぎて作者さんにありがとうm(_ _)mを言わないと気がすまない、、、knさんとの関係どうなりますかね〜? (3月2日 0時) (
レス) @page8 id: 101a9efed5 (このIDを非表示/違反報告)
宇ず - とんとんなんか企んでます〜？ (2月18日 13時) (レス) @page6 id: 804a1b86af (このIDを非表示/違反報告)
壊(プロフ) - は、はぇー…誰が来たんやろうなぁ〜？(ﾆﾔﾆﾔ) (2月16日 0時) (レス) @page5 id: 701fbdee56 (このIDを非表示/違反報告)
うる - おー！なんかこう、どろっとしたかんじのすきです！体調に気おつけて更新がんばってください (2月15日 16時) (レス) @page5 id: 804a1b86af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めし | 作成日時：2024年2月12日 14時
