帰り道 ページ8
you side
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気づけば外はもうほとんど暗くなっており、最終下校時間になりかけていた。
急いでバックを手に取り、ベットを綺麗にしてから保健室を出た。
校門まで走り着くと、そこにはシャオロンさんの姿があった。
あの時の罪悪感が私を重く締め付ける。
シャオロンさんはスマホに夢中で私に気づいてない様子だった。
いつも一緒にいる人達も今日は居ない。
声をかけるなら今がチャンスかもしれない。
あの事謝らなきゃ…ごめんなさいしなきゃ…
恐怖と緊張で手足が震えた。
心做しか泣きそうだった。
『ぁ、し、しゃおろんさっ、ぇと…っ、』
下を向いてただモゴモゴと何かを呟いているだけで「ごめんなさい」という言葉が出ることは無かった。
無理だ、どうしよう…
sha「Aここに居ったんか！待ってたで！」
『…ぇ、？』
突然こちらを振り向いては満面の笑みでそう言うシャオロンさん。
待ってたって…？
sha「俺さ、あん時Aに最低な事してもうたやん？
やからどうしても謝りたくてずっと待ってたんやで！」
『え、そうなんですか！？
いえいえ私の方がごめんなさいです！
大好きな人のほっぺを叩いてしまうなんて…本当にごめんなさい！』
sha「いーや、あれは断然俺の方が悪かった。
あん時の俺ちょっとおかしかったみたいやわ…ごめんな」
『い、いえ！これでお互い様ですよ！ね！』
sha「まぁせやなぁ、んじゃ一緒帰ろうや！もう暗いし女の子ひとりじゃ危ないやろ？」
『！？』
シャオロンさんは私の横に並ぶとするりと指を私の指に絡ませてきた。
見た目は可愛くて女の子みたいだけど、大きく角張っている男の子らしい手に無性に顔が熱くてドキドキした。
『ぉおおお願いします…』
sha「ふははっ！そんな緊張せんでええよ？笑
もしかしてこういうん初めてなん？笑」
『はぃ…それにその相手が好きな人ってなるともっとドキドキして…』
更に顔に熱が集中していくのが嫌でも分かる。
sha「っ、…すき…」
それは、相手も同じようだ。
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スイコン - え、好き(‘◉⌓◉’)好みの作品過ぎて作者さんにありがとうm(_ _)mを言わないと気がすまない、、、knさんとの関係どうなりますかね〜? (3月2日 0時) (
レス) @page8 id: 101a9efed5 (このIDを非表示/違反報告)
宇ず - とんとんなんか企んでます〜？ (2月18日 13時) (レス) @page6 id: 804a1b86af (このIDを非表示/違反報告)
壊(プロフ) - は、はぇー…誰が来たんやろうなぁ〜？(ﾆﾔﾆﾔ) (2月16日 0時) (レス) @page5 id: 701fbdee56 (このIDを非表示/違反報告)
うる - おー！なんかこう、どろっとしたかんじのすきです！体調に気おつけて更新がんばってください (2月15日 16時) (レス) @page5 id: 804a1b86af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めし | 作成日時：2024年2月12日 14時
