いつもと違う…？ ページ8
チーノくんとスイーツを食べ終えて、私は家に帰ってきた。
なぜか鞄の中にあったはずの家の鍵がなくなってしまい焦ったが、奇跡的に玄関が開いていた。
そしてその家の鍵はリビングの机の上に置いてあった。
どうやら今朝の私は寝ぼけてたみたい…
一瞬、視界の端で黒いナニカが怪しく光った。
お風呂から上がって、私は直ぐに大好きな彼にメッセージを送った。
A大好きです!また明日も告白します!
いつもなら数分くらいで返信がくるのに、なぜか今日は返信が来ないどころか既読すらも付けてくれなかった。
きっと、告知せずにランダムな時間で告白して欲しいんだな！！
事前に言ったらドキドキしないもんね！
やっぱりシャオロンさんはすごいなぁ…！
『…よし、びっくりさせちゃお！』
私はなるべく早く寝るようにした。
________
翌日、私は学校に来てからすぐに彼の元に向かった。
いつも告白する時間と少しずらして、彼の目の前で大きく叫んだ。
『シャオロンさん！好きです！！付き合ってください！！』
いつもの彼なら、驚きながらも元気にツッこんでくれる。
だけど今日は、スルーされてしまった。
『…ぇ？シャオロンさん…？』
シャオロンさんは黙って私の横を通り過ぎて、どこかへ行ってしまった。
本当に、何が起きてるの…？
今朝の事で頭がいっぱいすぎて授業中は全く集中できなかった。
なにが…何がダメだったの？
考えなきゃ、考えなきゃ考えなきゃ考えなきゃ…
嫌われちゃう、嫌だ、独りになりたくない
もっと話したい…嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
そうだ、直接聞きに行こう。
それが一番手っ取り早いし、すぐに謝れるし…その方がいい。
その方がいい…よね？
________
お星様の色が変わりました…！
初めての事なのでとても嬉しいです！
これも皆様のおかげです…！ありがとうございます！🙇🏻♀️
これからも応援していただけると、とても支えになります！
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作者名：めし | 作成日時：2024年1月26日 19時
