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「“A”アウト！！」
そう言った。
周りがざわつき始めた。
rbr「は！？お、お前何考えてんねん！！」
天乃さんも驚いた顔で怒鳴った。
そう、私は天乃さんの目の前に立ち、自分からボールに当たりに行ったのだ。
『？…だって、天乃さんは大切なチームの中心だから…
それに、私なんかが生き残っても負けてしまいますし…だけど！天乃さんさえ居ればチームは無敵です！』
rbr「っ、」
『頑張ってください！外野から必死にサポートします！』
rbr「っ、おう！！」
結果は、赤チーム勝利。
あの後天乃さんはひとりで次々と敵チームにボールを当てていった。
私の応援が届いたのかな…
教室に戻る途中、後ろから天乃さんに声を掛けられた。
rbr「さっきはありがとうな…おかげで本気出せたわ」
『いえいえ！チームとはそういうものですからね！』
rbr「…なぁ、」
天乃さんは顔をほんのりあかくして、こんなことを聞いてきた。
rbr「Aさんって、か、彼氏とか…居ったりするん…？」
『居ませんよ？どうしました？』
rbr「い、いや！特に意味はないで！？」
『ふふっ、じゃあまた話す機会があれば沢山お話しましょうね！』
rbr「っ、お、おん！」
ドッチボール ページ6
今日の体育の授業は、隣のクラスと合同でドッチボールだ。
チームは赤か青のくじで決める。
隣のクラスには、確か生徒会の天乃呂戊太さんが居ると聞いたことがある。
小柄でかわいいけど、筋肉がすごいし声がかっこいいし、
見た目と違って冷たい態度がキャップで人気だと噂でよく流れてくる。
私のチームは赤で、赤には天乃さんも居た。
ドッチボール開始、敵チームに運動部が多すぎてこちらのチームの人数が減ってきてしまった。
天乃さんは今日は調子が悪いのか、本人も険しい顔をしている。
それを狙ったのか、敵チームのボールが天乃さんの顔目掛けて飛んできた。
天乃さんはそれを咄嗟に避けることができず_____
周りが静かになった。
その代わり、体育館にはボールと肌が当たる乾いた音が響く。
そして審判の先生は…
そう言った。
周りがざわつき始めた。
rbr「は！？お、お前何考えてんねん！！」
天乃さんも驚いた顔で怒鳴った。
そう、私は天乃さんの目の前に立ち、自分からボールに当たりに行ったのだ。
『？…だって、天乃さんは大切なチームの中心だから…
それに、私なんかが生き残っても負けてしまいますし…だけど！天乃さんさえ居ればチームは無敵です！』
rbr「っ、」
『頑張ってください！外野から必死にサポートします！』
rbr「っ、おう！！」
結果は、赤チーム勝利。
あの後天乃さんはひとりで次々と敵チームにボールを当てていった。
私の応援が届いたのかな…
教室に戻る途中、後ろから天乃さんに声を掛けられた。
rbr「さっきはありがとうな…おかげで本気出せたわ」
『いえいえ！チームとはそういうものですからね！』
rbr「…なぁ、」
天乃さんは顔をほんのりあかくして、こんなことを聞いてきた。
rbr「Aさんって、か、彼氏とか…居ったりするん…？」
『居ませんよ？どうしました？』
rbr「い、いや！特に意味はないで！？」
『ふふっ、じゃあまた話す機会があれば沢山お話しましょうね！』
rbr「っ、お、おん！」
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作者名：めし | 作成日時：2024年1月26日 19時
