馬鹿はお好き？【d!】 (ページ29)

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同盟ページ29

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その日の放課後、チーノとショッピはとある人物と空き教室で話し合いをしていた。

話し合いというよりかは、“取引”に近いものだった。

ci「…てことで、貴方には思う存分A先輩を虐めて欲しいんです！」

syp「もちろんこの事は俺らだけの秘密やし、俺らはA先輩独り占め出来て幸せ。
あんたは日頃のストレスをぶつけられてそのうえあの人たちから愛されて幸せ。

これほどwin-winな関係あります？」

ci「…んで、どうするん？俺らと手を組もうや、

ヒメさん？」

そう、2人がこの話を持ち込んだ相手はAのライバルのような存在であるヒロインの彼女だった。

「いいね、それ！決まり！」

2人の提案に彼女は食い気味に答えた。

ci「ありがとうございます！これで成立ですね！」

syp「こっちも嘘の情報を流しとくんで、そこんとこ上手く合わせるようにしましょ」

2人の後輩(悪魔)は、まんまと自分たちに釣られる彼女を心の中で嘲笑った。
　
　
　