馬鹿はお好き？【d!】 (ページ11)

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噂の犯人ページ11

今日は何故か、シャオロンさんどころか皆の様子がおかしい。

いつもは私を嘲笑うかのような視線を贈ってくるのに、今日の皆の視線は哀れみや恨みの視線ばかり。

…ヒメさんの事かな…

もう噂が広がってるなんて思わなかった。

ゾムさんやチーノくんも変わっちゃうのかな…

私は、勇気を振り絞ってクラスメイトに誰がそんな噂を流したのか聞いた。

逃げられると思ったが、以外にも話しかけた人は応えてくれた。

「これ知ったらあんたもっとショック受けるかもだけど笑」

『…大丈夫です！ちゃんとお話して解決します！』

「…そういうのが嫌われるんだよ。

…この噂を流したのは“ショッピくん”だよ」

『ショッピ…？』

誰だろう…聞いた事があるようなないような…

「知らないの？笑、彼は生徒会の1年生で、かっこよくて頭も良くて、ちょっと塩っぽい対応が最高なの！」

『…じゃあ、その人が私の噂を広めたんですか…？』

「だからそう言ってんじゃない」

『…1年生ですね、分かりました！ありがとうございます！』

「……」

そのクラスメイトは黙ってどこかへ行ってしまった。

そんなことより、早々強力な情報を手に入れることができて良かった。

話したこともない人が私の噂なんて…どこか理由があるのだろうか…

________

「ふんっ、あいつ急に話しかけてきてなんなのよ！
反吐がでるわ！」

とある女子生徒は、突然誰かに声をかけられた。

「…え！？な、なんで “???” がここに…！？」

???「いやぁ、そんな簡単に情報渡されたら困るんすよね」

「ぁ…も、もしかして言っちゃダメだったの？」

???「えぇ、まぁもうあんたは処分対象なんで関係なくなりますけど」

そう言い謎の男子生徒は女子生徒に近づき、そのまま持っていたハンマーを振り下ろした。

計画を邪魔する者は誰だろうと関係ない。