馬鹿はお好き？【d!】 (ページ1)

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告白ページ1

　
『シャオロンさん！好きです！付き合ってください！！』
　
今日も大好きな彼に告白する。
　
sha「あーもー！！何っ回来んねんお前！！無理ですって言うてるやろ！？てか勝手に渾名で呼ぶなや！！」
　
そう、私は彼に恋をしてから毎日彼に告白している。
もちろん返事は毎回Noだ。だけど諦めない。
　
いつか絶対付き合う！
　
『だけど、大好きなんですもん！付き合ってください！』
　
sha「お前はそれしか言えへんのか！！」
　
大声でツっこむシャオロンさん。
必死でかわいい…前世はポメラニアンだなぁ…
なんて、呑気に思っていた。
　

いつも通りのやりとりをしていると、後ろから可愛らしい女の子の声が聞こえた。

その正体は、目の前の彼と同じ生徒会所属のヒメさんだった。
確か彼女は学校のプリセンセス、なんて呼ばれていた気がする。
　

「シャオくん…どうしたの？凄い疲れてる顔(・・・・・)してるけど…」
　

彼女が心配そうにシャオロンさんの顔を覗くと、シャオロンさんは顔を赤くさせた。
　
sha「…へっ、い、いや、だ、だいじょうぶやで！！おん！」
　

胸がズキ、と音を立てて痛んだ。
それに疲れてるって…私の相手をしたからだろうか…
　
いや、きっとシャオロンさんは早起きで眠たいんだ！
今日はシャオロンさんの為にクッキーを焼いてきたからお昼時間にあげよう！！うん！そうしよう！
　

私は2人を置いて教室に向かった。
　
　
　
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「Aさんってさぁ…」
　
突然、クラスの女の子に言われた。
　

「脳天気だよねぇ、なんか簡単に男とかに騙されてそう」
　
『そうかなぁ？へへ、天気ってことは感情豊かってことでしょ？うれしい！』
　
「…うん、まぁそういうところよね」
　
呆れたような顔をして席を離れてしまった。
何かしてしまっただろうか…
　

そんなことより、早くシャオロンさんに会いたいなぁ
　
　
　