お手紙こうかん 番外編 【天羽組】

ありがとうを伝える日 ページ15

Aside



小峠「白羽の姉貴、セッティングはこれでいいですか？」



香月「姉貴、モノトーンのおしゃれなパーティーグッズ

買ってきました。」




『うんっ、みんなありがとうー！』








今は 8/14 18:30








大好きで大切な仲間である、














梗平のお誕生日の前日です。










あなたが生まれた日。







あなたに、ありがとうを伝える日。












そんな大切な一日のために、みんなに協力して

もらって、飾り付けをしています。






本当は組員のお誕生日は、「おめでとう」って伝える

だけでいいんだけど、、





明日は、梗平と出会って5年目のお誕生日。






どうしても、いつもより盛大にお祝いがしたくて




親っさんと兄貴たちに許可をもらいました！









永瀬「うさぎぃ。スポンジの材料これでいいかぁ？

あと、頼まれてたあれも買っといたぞ。」




『永瀬の兄貴ーっ、ありがとうございます！』




永瀬「にしても、、、よくこんな大掛かりなの作ろうと

思えるなぁ、、。」




永瀬の兄貴がスマホを見ながらそう言った。





速水「兄貴、何を見ているんですか？」



永瀬「んぁ？これ見ろよ速水ぃ。

明日の朝イチからこのうさぎ、これ作るんだとよ。」



速水「、、、！？！？これですか！？」




そこには、私がイメージとして送っていた、

明日作りたいと思っているケーキの写真が写っていた。






色鮮やかで何段にも重なっている、まるで結婚式

とかにでも出てくるようなケーキ。






小林「これ作んの？やばぁ。美味そー。」



須永「スリルスリルぅ！！

明日の星占いは2位だったぁ！ラッキーアイテムは

重なってるものーー！！！」




『みんなよく食べるから、量が多い方がいいかなって

思って、、。重ねちゃいました！』





小峠「そんな結構シンプルな理由で こんなデカいケーキ

作ろうと思えるのがすごいです、、。」





梗平が帰った後に、みんなでわちゃわちゃしながら


準備をする。















和中「これだけ心を込めたなら、南雲も喜ぶだろう。」












野田「アイスピックぶっ刺しゲームも準備するのだ。」










速水「わっ、小林の兄貴！！それそんな強く抑えたら」





小林「うぉ、風船1個割れたぞぉ？すまん白羽ぁ」











この時間が、たまらなく愛しい。















明日、素敵な日になるといいな。

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