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そのまま時間が過ぎていって
5時間目の授業が始まった
「では、朝の会で決まらなかったタイムカプセルについて決めていきます。
中身何にするか案がある人は手を挙げて発表してください」
数人が手を挙げていっていくつかの案があがった
・未来の自分へ手紙を書く
・自分の大切なものを入れる
・自由テーマ
・自分の将来の夢を書く
・なっていて欲しい職業を書く
・みんなで何か一つのものを作ってそれを入れる
最後に1人手を挙げたのは私の大好きな彼
翔央くんだった
何を言うんだろう？と不思議に思いつつも少し気になった
「はい、佐伯くん」
「自分の大切なものや人を書くのは、どうですか？」
「理由は？」
「大人になって、子供の頃大切なものや人の価値観って違うと思うので、みんなで開けてみた時にどんなことが書いてあったとか言い合ったりしたらいい思い出になるんじゃないかなって思ったのでこれにしました！」
すごくちゃんとした理由があってすごく驚いた
翔央くんはいつもはっちゃけているような感じで、あんまり真面目なことは普段から言わないような人だったから改めて惚れ直したって言うかすごく感心した
先生もそれに驚いたのか目を大きく見開いて
「お、おぉ。なかなかいいな」
なんて言っていた
結局何にするかは翔央が言った大切なものや人になった
その時間に先生から手紙を書く紙のようなものが配られて
その人の名前と
その理由を書く
私にはそのお題が難しく感じたけどみんなは案外スラスラ書いててなんか、1人置いてかれている感じがして少し悲しかった
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作者名：花梨 | 作成日時：2019年2月24日 18時
