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いつもと変わらず。
朝起きて、会社行って仕事して。
そんなルーティーンの中に、何か物足りなさを感じる。
「…？」
なんだろ。
最近もっと楽しかったような…
ポケットの中のスマホが震えて、現実に引き戻された。
「…！」
着信の相手を見て直ぐに出た。
二宮さんのお母さん…。
どうしたんだろ。
まさか…
「も…もしもしっ」
“紗良ちゃん？”
「はい…」
“和がね、今朝目が覚めたのっ！”
「え？！ホントですか？！」
急に声を荒げてしまったので、慌てて事務室を抜けた。
“色々あって、連絡遅くなってごめんなさいね”
「いえ…。そうですか…よかった…」
心がホッとしたら、身体に力が入らなくなって、その場にへたり込んでしまった。
【お礼言わなくていいの？】
あ…、そうだ。
言わなきゃ。
「あの…お礼言いたいんですけど…」
“お礼なんていらないわよ〜。そんなの抜きでいつでもいらっしゃい。身体はもう異常ないみたいだから。少しぼんやりしてるみたいだけどね”
「じゃあ…！今日伺ってもいいですか？！」
“そんな無理しなくてもいいのよ？”
「いえ…！ご迷惑ですか？」
“ううん。いつでもいらっしゃい”
「はい…」
おばさんが笑いながら通話が終了した。
きっとお礼をしないと気が済まないって分かってくれたんだろう。
恨まれても仕方がないのに…
ホント出来た人だ…。
仕事終わってから行ってみよう。
【早く行きなよ】
え？
【ほら 早く】
何かに急かされる。
何故だか気持ちも焦ってくる。
分かんないけど、急ごう。
そうしないと後悔しそう。
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蒼々花(プロフ) - 実香さん» 初めまして♪天使の羽根は残念ながら見えなさそうですが(笑)、不器用な天使ちゃんを楽しんで頂けたらと思います(*´ω`*)お付き合いのほどよろしくです(*´∀`*)ノ (2017年2月24日 22時) (
レス) id: 17af4869c1 (このIDを非表示/違反報告)
実香(プロフ) - 初めまして。作品、天使の二宮さん…とニヤニヤしつつ拝見させていただいております。これからも更新楽しみにしております。 (2017年2月24日 17時) (レス) id: e5073a99bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼々花 | 作成日時：2017年2月19日 16時
