安田くんと 。

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｢ へ ... ｣









安田くんの言ってる意味がわからなくて






きっと、いまの私はアホ面だろうなあ ...って思う









安 ｢ 俺も、他の人のことなんか気にせんと俺にも優しく接してくれる本田さんがズルいって思ってた ｣









安 ｢ それやのに 勝手に無視して離れてって で、また近付いたかと思ったら 錦戸くんに呼び出されるし ... ｣









｢ ... ｣









安田くんは スラスラと話し出して









安 ｢ ... せや、けど 。｣









安 ｢ ほんまは 、俺の方がズルい 、ねん ｣









｢ ...え？ ｣









安 ｢ もう、本田さんは人気者やねんから関わらんとこって決めたのに ｣







安 ｢ 自分で決めて、自分から離れてったのに ｣






安 ｢ 避けても避けても めげずに話しかけてきてくれる本田さんのこと、どうしても諦めれんくて ｣







安 ｢ 離れれば離れるほど 本田さんのことしか考えられへんくなってしもて ｣






安 ｢ 完璧に無視しきれずに、目合わせたりしてまうし、ちょっとでも視界にはいろうとしてまうし ｣






安 ｢ ... 結局意思も脆く崩れて 、本田さんの気持ち聞いたいま ... また、関わりたいって思ってまうねん ｣









安 ｢ 俺 、やり方姑息 やねん ｣









安田くんは私の頬を包んでる手を少し上にあげて、無理矢理私と目を合わす









安 ｢ ...こんな俺でもいいなら、 チャンス くれへんかな ｣









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