憧れMyHERO【轟焦凍】 (ページ16)

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「送って貰っちゃってありがとうございます！！」

「これもなんかの縁だろ

気にすんな」

イケメンすぎる返答に倒れそうになる。

「それはかっこよすぎますよ」

「別に普通だぞ」

「いや〜〜ばくごーならそんなこと間違っても言いませんもん！」

「まあ爆豪と比べられるとな」

どうして同じ雄英生でヒーロー志望なのにここまで違うんだろうか。

ばくごーももう少し轟焦凍くんを見習って欲しい。

「Aは高校どこ受けるんだ？」

突然の名前呼びにまた心臓が飛び跳ねる。

2回目なのに慣れない。

まあ2回じゃ慣れないか・・・。

「まだ決めてなくて・・・」

高校・・・。

轟焦凍くんのいる雄英に入りたい気持ちもある。

でも、あたしはヒーローになりたい訳では無い。

だから受けるとしたら普通科。

せっかくの雄英なのにそれはなんか勿体ない気がしてしまって。

「そうか・・・。

まあ焦んねぇで決めろよ」

轟焦凍くんにそう言われるとなんだか心に余裕が出来た。

あたしにとって轟焦凍くんの存在は偉大だなあ。