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夕方頃、待ち合わせの駅前で2人を待っていると改札を出てくる蓮さんと目が合った、
微笑んで手を振る姿もまた絵になる。
渡辺｢わりぃ、待たせちゃった？｣
ミカ｢お昼頃からAとランチしてたんで少し早くついただけです！｣
目黒｢2人ほんと仲良いんだね｣
ミカ｢高校時代からの親友なので！｣
渡辺｢じゃあ行くか〜｣
目黒｢翔太くんまじで歌上手いから｣
ミカ｢え、早く聴きたーい！笑｣
前を歩く3人について行く感じで歩いていると蓮さんがそっと隣に移動してくる。
目黒｢久しぶりだね｣
｢あ、はい｣
目黒｢あ、でも連絡とってたからあんまそんな感じしないけど｣
微笑んでる横顔が綺麗で見惚れそうになる。
彼が見てないことをいいことに眼福すぎる顔をじっと見てると、彼がこちらを振り向いた瞬間ばっちり目が合う。
目黒｢今見てたでしょ？｣
｢え、あ、いや、、｣
目黒｢っふ、嘘下手だね、笑｣
分かりやすく誤魔化す私を見て彼が笑う。
渡辺｢あっつ、エアコン付けちゃうね〜｣
カラオケに着くと外が暑かったせいかみんな少し火照り気味、
翔太さんが気を使ってエアコンを入れてくれ、部屋に入った順で席に着く。
目黒｢Aさん、何飲む？｣
｢あ、烏龍茶で、｣
目黒｢俺も一緒のにしようかな〜、｣
ミカ｢あ、私も見たいからメニューください！｣
目黒｢はいどーぞ｣
ミカ｢ありがとうございます！｣
蓮さんからメニュー表をもらい、翔太さんと談笑しながらドリンクを決め合うミカの姿は傍から見ててもすごく微笑ましい。
ミカ達を遠目から眺めていると反対側から肩をトントンされる。
目黒｢Aさん、なに歌うの？｣
｢あ、私は聞き専だから、｣
目黒｢え、歌わないの？｣
｢人前で歌うの苦手で、｣
目黒｢うーん、そっか｣
渡辺｢まぁ、無理に歌うもんでもねぇしな、来てくれただけ優しいじゃん笑｣
皆がそれぞれ歌ってわいわいしてる中、隣から感じる視線を気づかないふりをして私は席を立った。
部屋に向かう時に見つけた喫煙所ルーム、
中に入り電子タバコを吸っていると、翔太さんが手を振りながら入ってくる。
渡辺｢意外、吸ってんだね｣
そう言って紙タバコに火をつけた。
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作者名：すい | 作成日時：2022年7月19日 1時
