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渡辺｢俺こっちの電車だからここでばいばいかな〜｣
｢あ、ミカと一緒、、｣
渡辺｢え、そうなの？！｣
ミカ｢翔太さんもこっちなんですね！じゃあ途中まで一緒に帰りましょ！｣
渡辺｢はい！｣
可愛く微笑むミカにわりと好意を持っているのかにやつく翔太さんとブンブンと手を振り｢またね〜｣と微笑むミカを見送る。
目黒｢Aさん電車？｣
｢あ、私は地下鉄で、、｣
目黒｢まじ？あ、じゃあ荷物そこまで持つね｣
｢え、？｣
目黒｢俺も地下鉄、○○線、笑｣
｢え、、？｣
目黒｢ん？｣
｢わ、私も○○線です、、｣
目黒｢え！まじか！笑｣
改札まで向かう道中、同じ路線なだけでなく帰る方面も一緒なことが判明して電車の中でも何も言わずに荷物を持ち続けてくれる蓮さん。
顔も良くて性格も良いなんてそんなできた人間本当にいるのか？って疑いたくなるくらい彼は優しかった。
『次は△△駅〜、△△駅〜』
最寄りに着くアナウンスが流れ隣に座る蓮さんに思いきって声をかけた。
｢あの、｣
目黒｢これ、｣
私が話しかけたタイミングで彼も荷物を差し出してきて、
2人して目を見合わせて一瞬固まる。
目黒｢どうしたの？電車酔っちゃった？｣
乗り物酔いしたと勘違いする彼に首を横に振る、
｢次、最寄りなので、荷物受け取ろうかと、、｣
目黒｢え、まじ？笑｣
あれ、この反応、なんかデジャブ、、
目黒｢まさか最寄りまで一緒なんてね、笑｣
｢まさかすぎますね、、｣
改札を出て立ち止まる蓮さんにつられて私も立ち止まる。
目黒｢家への帰り道、いっせーのーでで指さそ？｣
目黒｢一緒だったら途中まで一緒に帰ろ？｣
彼の言葉に頷き、私達は同時に帰る方角を指さした。
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作者名：すい | 作成日時：2022年7月19日 1時
