あの子の花道 2 (ページ14)

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「はぁっ、はぁ、」

SW「よく頑張った、はい深呼吸してー」

MH「汗が凄いな、誰かタオルもらってきて」

パフォーマンスが終わって、ステージ裏にはけた瞬間に足の力が抜けてしまった
まだ客席から見えてしまうかもしれない場所で、どうしようと思ったら両脇を抱えられて運ばれた
最初から最後までこの二人には本当に世話になりっぱなし

YM「パラム!」

JH「大丈夫か?」

MH「みんな集まって来たよ(笑)死んでないから大丈夫」

MG「脱がしてやりたいけど女だしな」

DG「どうする控室でやるか」

「ちょっとっ、人が、こんな時に、」

DG「反抗できるなら大丈夫だな」

わらわらと集まってきた同い年達の言葉にはがっかりだけど
みんななりの励ましかただと思うとなんだか涙が出そうになって、いよいよ頭狂ったかなって思った

ちょっと呼吸も落ち着いてきて、やっと足に力が入るようになってきた
最後まで頑張れたけど、冷静に考えるとちゃんと私はパラムとしてステージに立つことができたのだろうか
自分が思うより驚くほど心は弱くなったみたいで、昨日ジョンヒョンにあんなこと言った自分が恥ずかしいなんて思っていると、

WJ「ヒョン゛ーーーー」

「うぉっ」

鼻水ダラダラで抱き着いてきたウジン
ヒョンでも一応女だから、あなたは支えられないのよ私

WJ「ヒョンがっ、うぐっ、ヒョンー」

「ちょっと、え、そんなに泣く?!」

WJ「いぢばんがっごよがっだーーー」

「ありがとうだけど、ほら、まだステージも発表も残ってるから泣くな」

WJ「ヒョンとっいっじょにでぎでよがっだー」

「うん、ヒョンも嬉しいよ(鼻水着いたよう)」

なんだかこんなに喜んで、泣いてくれる人がいるかと思うと
思ったより自分は真っ直ぐステージに立てていたのかもしれないなーなんて

私とウジンを囲って微笑むみんなを見たら、大丈夫な気がした