不登校の美少女には秘密がある【黒】 (ページ26)

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にじゅうごページ26

Aside

最近、蓮くんの様子がおかしい。

私が学校の話してるときだけ

ﾑｽｯとしてるってゆーか、、

私、嫌われたのかな

『蓮くん、何か怒ってる？』

目黒「いや、別に」

『お願い、教えて？』

目黒「ま、怒ってるわけじゃないけど、、

Aも学校に慣れたことだし、

もう家出ていっていいよね？

もう居る必要ないよね？

俺も幸せだし、Aも幸せ。

てことだから、

じゃあね」

『待って、、』

私は蓮くんの手を掴んだ。

その瞬間、ﾊﾞﾝｯと振りはらわれた。

目黒「ムカつくんだよ！！

自分だけが不幸なんだって思ってるやつが！

俺だって辛いし、Aだけが辛い訳じゃない。

みんな一緒なんだよ！！

簡単に人を信用できるわけない！

誰だって初めは怖いし、勇気がいる

自分だけ満足してんじゃねーよ」

蓮くんは傍にあったスーツケースを持って

家を出ていった。

すごく悲しくて、寂しかった。

家を出ていくときの蓮くんの目は

いつもの蓮くんみたいに

優しい目をしてた。