ボカロ小説【鬼滅の刃】

性格悪くてごめん/炭治郎 ページ1

私は、誰よりも努力していると思う


勿論持ち前の才能も必要だが、生憎私は、持ち前の才能という物がない


だから幼少期から師匠の教えのもと、たくさん努力をして、自分だけの才能を手に入れた


鬼殺隊に入り、人々を安全から守るため今日も鬼をやっつける


今日は平和なのか、鴉がやってこない



「…鍛練しよう」



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休憩中、ある二人が此方に近づいてきた



男「相変わらずあの人は凄いな…流石甲なだけある」


男「柱だと思ったんだけどな。あの強さだといつか勧誘されるぞ」


男「流石持ち前の才能だよ。俺たちには到底及ばねぇな」



いきなり来たらこれ？持ち前の天才？五月蝿い…人のことも知らないくせに


この強さは昔から努力をして努力をして努力をして、やっと手に入れたのだ



「持ち前の才能なんて、嬉しいこと言ってくれますね。ありがとうございます」



そんなことを考えてるのとは裏腹に、彼らにお得意の微笑で接する



男「はっ、はひっ…(真顔も綺麗だけど、笑顔も綺麗だな…)」


「(此方はイライラしてるの。早く帰って)」


男「お、俺達もうじうじしてられねぇな！鍛練しに行こうぜ！」


男「おう！」



すたこらと移動した二人を見送る



「はぁ…やっと帰った」



それにしても、本当鬼を倒せないなんてつまらない。そこでずっと見てる彼も来てくれたらいいのに



「いるんでしょう？炭治郎君」


炭「…流石Aさんですね」



影からピョコっと顔を出し、此方を見やる



「ちょっと話さない？」


炭「鍛練の邪魔には…？」


「大丈夫。ちょうど休憩中だったから」


炭「あ、ありがとうございます！」



彼は唯一の癒しの子。無駄に私の心に入り込まないし、コロコロ変わる表情がとても可愛らしくて見てて飽きない



「それで、今日は何を教えてもらいたいの？」


炭「あっ…今日はですね」



たまに義勇さんに教えてもらった方が良いのではと思うけど、この前聞いたら



炭『Aさんに教えてもらいたいこともあるんです』



そう彼は照れ笑いながら答えていた


本当に自分が言うのもだけれど、彼は物好きと思う


何故？そりゃあ、私はこう見えて素っ気ないし、天の邪鬼だから


この前宇髄さんと話したときも



宇『お前、努力家で顔良いのに勿体無いな』


『埋めますよ』


宇『やれるもんならやってみろ』



とまぁ、酷いことを言いやがったんですよ。嗚呼、本当に埋めてやりたい(黒笑)

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