敗北少年/善逸(リク) ページ22
俺には憧れる人がいた
勿論じいちゃんもそうだけど、鬼殺隊に入って違う憧れる人が出来た
炭治郎や伊之助と出会って鬼の首を切って柱に会って…そして、禰豆子ちゃんという素敵な女性に出会って
そんな充実した日々のなか、貴女を見つけた
その人は何を考えているのか分からないけど、炭治郎が危なかったとき
たまたま一緒に任務に行くことになったAさんという人が一瞬にして鬼の首を切って炭治郎を助けていた
「…大丈夫?」
炭「あ、ありがとうございます」
善「…(カッコいい…)」
あの日から俺はAさんに少しでも近づきたくて沢山鍛練をした
このくらいであの人に追い付けるなんて到底あり得ないことくらい分かってたのに
あの日空中で首を切ったAさんがとても何故か遠く感じて
同い年なのに何でこうも違うんだろう
生まれながらにしての才能?
そんなのあるわけない。俺よりも沢山沢山鍛練をして鍛えているんだ
弱虫な俺から逃げるように今日もまた貴女に近付けるよう鍛練をする
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今朝、耳鳴りがした
「君の夢、憧れた隊士に今すぐさせてあげよう」
頭のなかで甘い飴のような声が聞こえた
善「え、なになになに!?頭ん中でこだますんだけど!?!?
誰か!!誰か助けてえええええええ!!!!!」
伊「うるせぇ紋逸!!」
善「あだっ!!」
伊之助のバカに頭を叩かれ正気にかえる
善「だってよう…いきなり頭ん中で『君の夢、憧れた隊士に今すぐさせてあげよう』
とか言われたら誰だってビビっちまうだろ!?!?」
伊「お前…とうとう頭イカれちまったのか?蟲柱に診てもらえよ」
善「酷い!!お前じゃ話にならん!!たんじろぅ…聞いてくれよぉ…っていない!?」
伊「(鼻までイカれちまったのか)」
___________
「で、私のとこに来たってわけね」
善「はいっ!」
「帰りなさい。それに私みたいになっても特なんかしないわ」
彼女は顔を反らし刀の手入れを始めた
「(神様が助けてくださるって言ったくせに、結局自己解決しなければならないじゃない…)」
善「(神なんか、いるわけないだろ…)」
彼女から聞こえる音色はとても悲しく昔もしかしたら大事な部下を亡くしたのかもしれない
俺が人一倍音が聞こえることを彼女は知らないからなのか彼女はずっと此処に居座っている
「…まだ帰らないの?随分と物好きなのね」
善「へへ、よく言われます…」
彼女から少しだけ幸せな音が聞こえた気がした
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スター - 無一郎とねずこで、パンダヒーローをお願いします! (2020年6月6日 8時) (レス) id: 246a06d111 (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - あゆり。さん» もう学校燃えるか溶けるかしてほしいですよね本当に……励ましの言葉ありがとうございます!テストお疲れさまでした!! (2019年11月15日 23時) (レス) id: 445c53037a (このIDを非表示/違反報告)
あゆり。(プロフ) - まろさん» おっと、つい感情がポロッと…そうなんです。もう学校滅ぼしたゲフンゲフン……まろさんもテスト頑張ってくださいね!(。`・ω・) (2019年11月15日 20時) (レス) id: 3e0865f552 (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - 荒ぶる作者の図ボソッ…………………………テスト終わってまたすぐテストとか鬼畜ですね。私もテスト二週間前に入りました。お互い?テスト頑張りましょう! (2019年11月13日 23時) (レス) id: 445c53037a (このIDを非表示/違反報告)
あゆり。(プロフ) - マジでテスト滅びてほしいわ。うん (2019年11月10日 20時) (レス) id: 3e0865f552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆりは気力満点 | 作成日時:2019年8月16日 23時