お菓子の魔法 ページ13
「ツッキー、難しい話終わった？」
『うん。終わったよ。』
「環くん！ツッキーだなんて…」
『いいんですよ。なんと呼んでも。』
「ツッキー、優しい。」
環くんと壮五さんはいいコンビになりそう。
「おい環！呼んでこいって言っただろ！」
「ごめん、みっきー。ツッキー、あっちにケーキある。」
みっきーにツッキーって…
ふふふ。おかしい。
『ケーキ？』
「ミツがケーキを焼いたんだ。」
「ミツキのケーキ、おいしいです。」
キッチンの方へ行くといいにおいがしてきた。
目の前には三月さんが作ったというケーキ。
『プロ級…』
「実家がケーキ屋だしな。ケーキ焼くのは慣れてんだ。まあ、Aも座れって。」
ダイエットしてるんだよね…と言いたいところだが、この美味しそうなケーキを前にして食べない選択肢はないだろう。
『いただきますっ！美味しい！』
「良かった。Aは甘いものが好きだって一織から聞いたんだ。」
『一織くんから？』
「兄さん！何を言うんですか！」
「わりぃわりぃ。A、こいつはちょっとトゲトゲしたところがあるけど、Aのファンだし、いいやつなんだよ。」
『是非！』
実は私のファンだなんて、一織くんも可愛いところがあるのね。
「「え」」
『みんな、声を合わせてどうしたの…？』
「A、イチが可愛いなんて考え直せ。」
「そうですよ！一織がかわいいなんて…！」
『大和さん、陸くん、どうしてそんなに必死に…』
というか、もしかして…
『今、声にでてた？』
「出てたな。」
『お恥ずかしい。』
三月さんが作ったケーキを食べ終えた頃には、窓の外は薄暗くなっていた。
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緋乃(プロフ) - 伊東と田中さん» ありがとうございます！久しぶりの更新となってしまいましたが、これから頑張っていきたいと思います！！ (2020年2月11日 17時) (
レス) id: fc6be6a34d (このIDを非表示/違反報告)
伊東と田中(プロフ) - 凄く面白くて続きが気になります、更新頑張ってください！ (2020年2月4日 19時) (レス) id: a1062f9285 (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - すごく面白いです。続き楽しみにしてます(^^) (2019年8月26日 16時) (レス) id: deacc0db02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋乃 | 作成日時：2019年3月8日 21時
