天才でなにが悪い。【及川徹】

◆episode1◆ ページ3

◈Side.Oikawa
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高２冬。

唯一のマネージャーの先輩が卒業する。

これは由々しき自体だ。


岩泉「ということで急遽集まってんのか？」


及「そうだよ。

先輩がいなくなった今、マネージャーがいないのをどう対処するの！」


花巻「まあそんなピリピリするなって。

岩泉だってちょっとは考えてるだろ。」


及「マッキー！

考えてるって案あるの！？」


花「案って…」


松川「及川のこと興味ないやつがいいんだろ？

あいつでいいじゃん。」


及「あいつって？」


松「神代A。」


及「はぁ？

なんであんなやつ…」


花「神代Aってあれか。

文武両道の美少女。

天才って呼ばれてるやつ。」


及「天才なんて嫌いだもんね〜！」



そう。

俺は神代Aが嫌いだ。

天才嫌いの俺にとってあいつは天敵でしかない。



岩「けどそいつくらいしかいないんだろ？」


及「まあ、そうだけど…。」


花「じゃあ勧誘は及川担当な。」


及「なんで俺！？

あいつと話すの超嫌なんだけど！」


松「だって、ねぇ？」


花「なぁ？」


岩「まあよろしくな。」


及「俺の意見は！？」



俺の意見も聞かれず、勧誘担当になりました。

待てよ。

マネージャー業は難しいからもしかしたら天才を崩せるかもしれない！

こうなったら絶対入れてやる！

神代A！待っとけよ！

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