【MHA】人魚姫と王子様【上鳴電気】 (ページ6)

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#呼び方とヒーローページ6

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｢あ、今更だけど名前なんて言うの？

俺は上鳴電気！今中２！｣

『泡沫Aです。

１４歳です。』

敵(ヴィラン)として、偽名を使った方がいいのかもしれないが、この人にはウソをつけないと、不思議と思えた。

｢タメじゃん！

そんなかしこまらなくていいよ！

俺もAちゃんって呼ぶし！｣

『じゃあ私は電気くんって呼ぶね！』

｢えっと…っ///｣

『あれっ…、もしかして名前呼び嫌だった？』

｢そういう訳じゃなくて！

ただ、女の子に名前呼びされるの久しぶりで。｣

『そういうこと！

ごめんね！私人は下の名前で呼ぶ癖が。』

｢いいよ！Aちゃんになら呼ばれてもいいﾎﾞｿｯ｣

『なんか言った？』

｢なんでも！｣

そう言い笑う彼に私は惹かれてしまった。

｢俺！ヒーローになりたいんだ！

ヒーローになってみんなを救う！｣

ああ、彼もヒーロー志望。

まあ、敵(ヴィラン)になりたいって人もいないと思うけど、好きになってしまった人が相手になるのは辛いかな。

『電気くんならなれるよ。

だって私の命の恩人！私のヒーローだから！』

｢そんな面と向かって言われると照れるな…｣

『へへへ。』

もし、彼がヒーローになったら、私は彼と戦わなきゃいけないのか。

辛いな。

私は俯くことしかできない。

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