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#フードと彼女さん ページ32
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どうしても上鳴くんに会いたかった。
雄英高校。
初めて来たが大きな学校だ。
学校の前で上鳴くんが出てくるのを待つ。
もう死ぬって言っても私は敵だ。
フードを深く被りヒーローにバレないようにする。
上鳴くんに会う前に捕まってしまったら元も子もない。
しばらく経って、ガヤガヤとした声が聞こえた。
『来たっ…。』
しかし隣にはイヤフォンの様なものがついた女の子が。
(かの…じょ…？)
仲の良さそうなところを見ると、彼女の可能性も無くはない。
帰ろう。
いきなり風が吹き、被っていたフードが取れてしまった。
瞬間上鳴くんと目が合う。
『あっ…。』
｢上鳴、アレって。｣
(逃げなきゃ、、)
私は出来るだけ人通りの少ない道へ走った。
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作者名：緋乃 | 作成日時：2017年11月7日 19時
