【MHA】人魚姫と王子様【上鳴電気】 (ページ3)

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#ひったくりとガトーショコラページ3

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『さむ、、。新作ガトーショコラ、、』

泡沫(うたかた)A、１４歳。

生まれたときから敵(ヴィラン)の私は、戸籍が無いため学校には通えない。

世の中の１４歳は今中学２年生らしい。

今私はあるケーキ屋を目指して歩いていた。

今日からそこで新作のガトーショコラが発売されるらしい。

『あ、バレンタインがあるから今の時期なのね。理解。』

甘い物に目がないA。

是非行こうと敵連合のみんなを誘うも、、

『お姉ちゃん！

前行ったケーキ屋で新作のガトーショコラが発売されるんだって！行こ！』

｢あー。ごめん。

その日は先生のところに行かなくちゃ。｣

『黒霧ぃ、、』

｢私は遠慮しておきます。｣

『弔くんはどこー？』

｢死柄木弔、、またなにも言わずにどこかへ、、｣

そんな感じで誰も一緒に行ってくれる人がいなくて。

１人で来たはいいけど。

『美味しいけど。

１人で食べてもつまらない。』

次はお姉ちゃんを連れてこよう。

そう心に決める。

『よーし！早く帰ろ！』

両手を高く上げる。

｢ここら辺のやつは隙がありすぎるな！！｣

『あ！私のバッグ！』

追いかけようとしたものの、瞬足の個性だろうか、私のバッグを盗んだやつは遥か先へ消えてしまった。

『どうしようか、、』