ヒョン達の愛は大きくて

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本当に、無邪気な顔して残酷なドッキリするんだから
あのヒョンは。

あたしはハニヒョンに言われた通り
みんなを騙しにリビングへ向かう。


リビングからはヒソヒソと話し声が漏れている。


『あんま聞こえないけどみんなあたしの心配してくれてるんだなぁ、感動。』


リビングに近づくにつれて 話し声が鮮明に聞こえてきた。


DK「見て…ブフっ、この不意のホシヒョンの顔、
ブサイクすぎる アーッHAHAHA！！！」


HS「ヤー！！ドギョマぁ〜！！
いつの間にこんなの撮ったんだよ消せよー！」


SG「いっつも他のメンバーの事故画ばっかり
集めるからし返されたんだよ……ブッサイクだなはははは！！！」



いやお前らは何の話している。
心配してくれてると自惚れたあたしがバカだった
パボだったよ。



この怒りを勢いに任せてリビングに飛び込もう。



タッタッタッ ガチャ。

『僕 もうここでやっていけないです。みんな、さよなら。』


泣く演技を加えつつ 走って玄関を飛び出した。



MG「A待ってどうゆうこと！」


おーおーみんなザワザワしてるぞ。

相変わらずミンギュヒョンはすごく
心配してくれてて心が痛すぎる…


でもハニヒョンに心を鬼にしろと言われたもんで。




『うーん 飛び出して来たのはいいけど、なにしよう、ひまだな〜』


今日は珍しく練習もオフの日だから 練習しに行ってもだしな〜


しばらく考えながら歩いていると 少し前まで
一緒にデビューを夢見て練習していた
仲のいい同期ユリと偶然出くわした。


YR「ヤーヤーヤーー！！Aじゃん！！
元気してるの！？全然会ってなかったから！」



『ユリやー！！本当久しぶり！なんか会えて嬉しい！！！』


最近は男として生活してきたから こうやって
女友達と女として普通に話せることが新鮮すぎて
楽しかった。



YR「てかA、なんかボーイッシュになった？
前までオフの日くらい化粧してなかった？」


『あーーまぁ うん。ボーイッシュ目指そうかな
みたいな。そうゆうコンセプトで行こうかなみたいな。』


YR「まあ最近は可愛いだけのアイドルじゃ
デビューできないって言うしね〜
っていうか 今日暇ならちょっとカフェ行かない？
話したいことありすぎ〜！」

『いいね！久しぶりに行っちゃいますか！』


ここだと人目につくからちょうどいいや！
時間も潰れるし！

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