鬼殺隊癒しの春柱【鬼滅の刃】

第5幕 それは誰よりも ページ5

不死川 実弥 side




『…油断は禁物です。それと、嫌でも一人で行動することは避けて命令には従ってください！！貴方のそのわがままがたくさんの人の命を奪いかねないっ！！』



そこまで言うと刀の血を払って刀を鞘に納めた



その間も俺を睨むその瞳は怒り一色




『本当に無茶はよしてくださいっ…。』




ふわっとソイツの纏う雰囲気が変わった



いつもの優しい雰囲気





すると突然俺の元へ駆け寄ってきてすげェ勢いで抱き着いてきた




不「なっ…！」




『っ…無事で、良かったっ…。うっ…あぁっ…ぁぁああっ…』





子供のようにわんわんと泣き出した



先程までのあの強い奴はここにはもう居なかった



これでもかという勢いで抱き締めてくる



あぁ…コイツは…






【春柱】



桜小町 A



それは、誰よりも温かく皆を守る

誰よりも強い者＿＿＿。




俺はその日初めてAの腕の中で本当の


” 強さ ” を知った。







『どうしたんですか？実弥さん！さっきからぼーっとしてますけど…』



不「いやァ…お前って奴は末恐ろしいなって思ってよォ。」



『え〜何ですかそれっ！！』



不「フッ…なんでもねェよ。」




お前の飾らないその性格が、優しさが一番の強さなんだろうな。




不「昼から街に行ってみるかァ？」



『いいんですかっ！！』



あの日お前に守られた時から俺はお前を命に変えても守ろうって誓ったんだ




『実弥さん！早く〜！！』




お前は、そんなこと知らないんだろうけどな。




不「今行く。」

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