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終わった。何もかも
あんなこと考える人間がいる世界だ。
汚ねぇこんな世の中は1回終わっちまった方がいい。
「そう思わねぇか？ゲゲ郎。」
「………水木…」
悲しそうな、哀れむような声で俺の名を呼ぶ。
なんでだよ。なんでんな声で話されなくちゃならないんだ。
「わしらは平気じゃ、こんな世になっても生きていける。
じゃが、お前は御先祖様の霊毛によって編まれたちゃんちゃんこによって生きながらえておる……
人間には辛かろう、わしは残るつもりだったのに、何故連れてきた…あそこで、誰かが、怨念を受け止めなければならなかった……
何十、何百と続くぞ、この怨念は留まることを知らない…
じゃから……むぐ。」
｢へっ…長々と難しいこと喋ってんじゃねぇぞ。｣
うるせぇ奴だなぁ…今更俺が何やろうが勝手だろうに…
ゲゲ郎の口に自分のタバコを突っ込み、口を封じる。
「それに、俺は自分のした事を後悔しちゃいない。
お前があそこで全部失うことはねぇんだよ」
「…友よ……すまん、すまぬなぁ…ｯｯ」
「うげｯ…酒飲んでねぇのに泣くな!!」
それに、俺。見て見たくなったんだよ。
お前ら幽霊族 が生きてる未来をな。
考えがバレないよう。新しいタバコを取り、火をつける。
ここは妖怪が住む場所で俺が長居しちゃいけない。
少しでも人間界 が安全になったらすぐに移動しなきゃな…
「……どうしたのじゃ友よ。そんな神妙な面をして」
ゲゲ郎が俺の顔をのぞき込む。おっといけねぇ。
「いや、なんでもねぇ。」
「ふぇぇぇ…ｯｯ!!ぇぇぇ!!」
「！いかん鬼太郎が起きよった…ほーれ、父が今ゆくぞ。」
「おー、行ってやれ。」
家族の元に行くゲゲ郎を見てとても安心した気持ちになる。
俺は、家族じゃねぇが。
「なんじゃ、お前。起きてたのか…まだ体が…__」
あー。
平和だ。
第1章 平和 ページ2
「そう思わねぇか？ゲゲ郎。」
「………水木…」
悲しそうな、哀れむような声で俺の名を呼ぶ。
なんでだよ。なんでんな声で話されなくちゃならないんだ。
「わしらは平気じゃ、こんな世になっても生きていける。
じゃが、お前は御先祖様の霊毛によって編まれたちゃんちゃんこによって生きながらえておる……
人間には辛かろう、わしは残るつもりだったのに、何故連れてきた…あそこで、誰かが、怨念を受け止めなければならなかった……
何十、何百と続くぞ、この怨念は留まることを知らない…
じゃから……むぐ。」
｢へっ…長々と難しいこと喋ってんじゃねぇぞ。｣
うるせぇ奴だなぁ…今更俺が何やろうが勝手だろうに…
ゲゲ郎の口に自分のタバコを突っ込み、口を封じる。
「それに、俺は自分のした事を後悔しちゃいない。
お前があそこで全部失うことはねぇんだよ」
「…友よ……すまん、すまぬなぁ…ｯｯ」
「うげｯ…酒飲んでねぇのに泣くな!!」
それに、俺。見て見たくなったんだよ。
お前ら
考えがバレないよう。新しいタバコを取り、火をつける。
ここは妖怪が住む場所で俺が長居しちゃいけない。
少しでも
「……どうしたのじゃ友よ。そんな神妙な面をして」
ゲゲ郎が俺の顔をのぞき込む。おっといけねぇ。
「いや、なんでもねぇ。」
「ふぇぇぇ…ｯｯ!!ぇぇぇ!!」
「！いかん鬼太郎が起きよった…ほーれ、父が今ゆくぞ。」
「おー、行ってやれ。」
家族の元に行くゲゲ郎を見てとても安心した気持ちになる。
俺は、家族じゃねぇが。
「なんじゃ、お前。起きてたのか…まだ体が…__」
あー。
平和だ。
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作者名：ぷよ松 | 作成日時：2024年2月18日 3時
