単刀直入 ページ8
貴方side
ゾム君に言われ、俺はその部屋を出た。部屋を出ると、広く長い廊下が広がっていた。廊下の装飾として使われている植物は生き生きとしていた。ここは、本当にいい国なんだな。
そういえば、どこに行くんだろう。というかここ、我々国って言う所なのは分かったけど国のどこに連れてこられたのかっていうのを聞くのを忘れてたな…。手枷を付けられてるあたり、多分国の軍の本部かどこかなんだろうなぁ。←
と言うか、ゾム君はなぜ何も話してくれないのか。まぁ、さっき会ったばかりだから会話もそりゃ弾まないよね。
もんもんと考え事をしながらゾム君についていくと、他のドアとは違う両開きの扉が見えてきた。扉の上には”総統室”と書かれていた。
うん、本当に軍の本部だったんだね。驚いた。となると…だ。急に城下町に現れてふらふらしていた俺は確実に敵国の何かだと疑われてる可能性は大きい、と思う。
ここは何か聞かれたらできるだけ正直に話したほうがよさそうだ。
扉の前に立つとゾム君がノックをすると、中から『入れ。』と返ってきた。
ゾム君がドアを開けて入っていく。俺もそれについていく。
zm「連れてきたで。」
部屋の中心には、机と椅子が一つずつあり、椅子には金髪の眼鏡をかけた男が座っていた。そして男を挟むように両隣に５人ずつ立っていた。
？？？「あぁ、ロボロから連絡をもらっているゾ。うちの軍医が迷惑をかけたな。」
「あ、いえ、迷惑だなんて、治療していただいた身ですので。ありがとうございます。」
急に椅子にいた男に話しかけられ、慌てて答えた。まぁ、あの状態から治療してもらったんだ、お礼はきちんと言うべきだよな。
？？？「単刀直入に聞こう。何の為にここに来た？」
おぉ、急に聞いてきたな。お前は何者だっていうのは聞かないのか。それもふまえて答えようかな。
「…私は、Aと申します。この国へやってきたのは…植物や動物たちから教えられるまま、自分の国から逃げてきたんです。」
そう、俺は国から逃げてきた。
？？？「植物や動物から教えられた？？」
そう言って急に口を開いたのは、赤いバツのついたマスクで白い服を着た男だった。
「はい、私の魔法が植物、動物を操る魔法なのでその影響なのか、動物と植物との会話が可能です。」
？？？「へぇ」
ものすごい疑いの目が…本当なんだが。
？？？「植物と動物を操る…か。で、国から逃げてきたというのは？」
まぁ、さすがに聞かれるよな…
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しめじ(プロフ) - 2に入ります！ (2019年7月15日 21時) (
レス) id: e5a042ba7d (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - 今回の話の内容を少し変更しています！ぜひお読みください！！！！ (2019年7月12日 7時) (レス) id: e5a042ba7d (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - すみれいんさん» そうですよね。すみませんご心配をお掛けしました！！ありがとうございます！ (2019年7月6日 7時) (レス) id: e5a042ba7d (このIDを非表示/違反報告)
しめじ(プロフ) - シオンさん» いえいえ！！お気になさらず(●´▽`●) (2019年7月6日 7時) (レス) id: e5a042ba7d (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - しめじさん» 他の方の作品も見ているのですが、やはりテスト期間等入ったり急な用事で投稿できない…と言う人もいますので！投稿しなきゃって思って追い込まれてしまってはいけないので！無理のないよう頑張って下さい！ (2019年7月5日 22時) (レス) id: 0dc2b364d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しめじ | 作成日時：2019年5月21日 22時
