レモンエレジー (ページ42)

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｢テンさん手持ちする荷物はこれだけで大丈夫ですか？｣

TN｢こっちはもう大丈夫なはず、、Aちゃんは？｣

｢私ももうOKです｣

TN｢よし、じゃあ行こうか｣

｢はい！｣

.

TN｢あー頭痛い｣

｢昨日飲み過ぎですよ｣

TN｢だってあんな盛大に送迎会やってくれると思わないじゃんじゃんじゃん｣

｢何回じゃん言うんですか笑｣

TN｢23人全員揃ってやってくれるなんて思わなかったし...ヘチャンとジョンウはずっとグラスに酒注ぐしテイルヒョンは高いのにお酒ばんばん出してくれるしもうなんかあっという間だったな｣

｢私は初めて見る子も居てビックリしました｣

TN｢実はテイルヒョン以外はAちゃんがファイル取りに来た時に全員居たんだよ｣

｢そうなんですか？！全然気づきませんでした、｣

TN｢昨日ずっとしょうたろと話してたね｣

｢ホストやってけるのかってぐらい純粋すぎて心配になりましたねあれは...｣

TN｢カワウソみたいだよね｣

｢あぁ分かりますそれ｣

TN｢ルーカスとヘンドリーはずっと踊ってたし笑｣

｢あの二人だけで建物揺れてた気がします｣

TN｢ヘチャンとジョンウとチソンは結局大泣きしちゃうし笑｣

｢特に凄かったですねあの3人｣

TN｢絶対明日目腫れるね｣

｢まぁでも、私達が言えないかも知れませんね、笑｣

TN｢だね笑｣

.

TN｢さ、行こっか｣

.

たくさん笑って

酔って

泣いて

テンさんと出会ってからまだ日は全く経っていないのに

あまりにも沢山の感情が穏やかに、

時に激しく押し寄せてくる。

出会いはドラマのような劇的な出会いでは無いかもしれない

ただ少し、

.

ただ少し珍しいだけ。

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色々な不安や喜びを抱えながらも今飛び立つ。

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ふわりと香る甘酸っぱい香りが

風に巻取られ青い空に吸い取られていった