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「それでね、アティーナったらまーた彼にアタックしたみたいなんだけど、上手くいかなかったみたいで！」
「ちょっと、アクァータお姉さま！それは言わない約束でしょ！」
「そうよそうよ。お姉さまは妹のことより、自分の心配をしたほうがいいんじゃないの〜？」
「なんですってぇ！！」
「そんなことより、最近海藻のパック試してるんだけど、どう？お肌ピカピカになったと思わない？」
「まぁ、アデッラったら、海藻のパックなんて古くさいわよ〜。今はクラゲパックの時代よ！」
「えーっ、でもあれってビリビリするでしょう？」
「どっちも似たようなもんじゃない。フランダーもそう思うでしょ？」
「………」
「フランダー？」
姉妹たちに一斉に顔を覗き込まれ、フランダーは上目づかいに顔を上げました。
「辛気臭い顔しちゃって。さっきからあなた何だか変よ？」
「別に……」
「もしかして、アリエルのことまだ引きずってるんじゃないでしょうね？」
「それはないでしょ、お姉さま〜。結婚式からもう数ヶ月も経つのに！」
笑いだす姉妹たちでしたが、それでもなおフランダーは黙り続けるので、それぞれ深刻そうに顔を見合わせはじめます。
「ごめん、みんな。一人にしてほしいんだ」
そう言ってスパを出ていこうとするフランダーを、ただ一人、アラーナが呼び止めました。
「ねぇ、フランダー、本当に大丈夫？話せば少し楽になるわよ？」
「…ありがとう。でも、今は話す気がおきなくて」
「そう…」
無理に引き止めるようなことをせず、アラーナはフランダーを見送りました。
けれど彼女は、姉妹の中ではアリエルの次にフランダーと仲良しでしたから、心配でたまりません。
スパに戻ると、姉妹たちはフランダーの話でもちきりでした。
「まさかまだアリエルを思ってたなんてね〜！」
「あの子の一途さは大したもんねぇ」
「でも私、この前フランダーが人魚の女の子と一緒に居るところを見たわよ？やけに仲良さそうだったけど」
「え、それって本当？」
「じゃあ、フランダー、もしかしてその子とアリエルの間で揺れ動いてるんじゃないの？」
「そうかもしれない！アンドリーナ、あなたって名探偵ね！」
そんな姉妹たちの会話を聞いていて、アラーナは何かを思いついた様子でした。
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あおまの - お早い更新ありがとうございます!!今後のお話も楽しみにしております(*^^*) (2021年4月26日 13時) (
レス) id: adff50567b (このIDを非表示/違反報告)
惑星ワタシ(プロフ) - あおまのさん» ありがとうございます！とても嬉しいです！近いうちに更新しますので、お楽しみに！ (2021年4月23日 12時) (レス) id: 26c992cad1 (このIDを非表示/違反報告)
あおまの - こんにちは、愛読させて頂いております！お話の更新を気長にお待ちしてます!!(^^) (2021年4月18日 15時) (レス) id: adff50567b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：惑星ワタシ | 作成日時：2021年1月12日 18時
