【ブルーロック】鮫喰らう。【男主】

第34話　登校中 ページ40

貴方side



｢筋肉痛ヤバい……、｣

｢そんなに昨日動き回ったんですか？｣




凪先輩は朝からこんな調子、サッカー部…っていうか、玲王が厳しそうだもんなーストイックだし。


よーしよーし、慣れた手つきで先輩の頭を撫でる。

先輩はいつも、俺を気遣って少し屈んでくれているのだ。そういうところも尊敬する……、




｢あ、そういえばなんですけど、凪先輩……｣







ププーッ

言い切る前に、大きく長い車が俺たちの横に止まった。


めちゃくちゃデジャブ感……



｢よう、凪！A！！今日も迎えに来たぜ、乗れよ。｣

ここ最近は、ずっとレオの車で登校してる。


前々から思ってたけどさすが、おそるべし御影玲王……。



っていうか、前々から思ってたことといえば

｢……迎えに来るなら家の前まで来て欲しい。｣

｢あ、たしかに、中途半端に歩くのめんどくさーい。｣

｢仕方ねえだろ〜？あそこは道が狭すぎて通れねーの。｣



遠回しに庶民の道は狭いって言われた気がする…。

いいな〜、俺もお金欲しいな〜。



って、玲王本人に言ったら、直接100万入った鞄持って来たから、言うのはやめてる。思うだけ。

ドラマで見たようなやつでてきたからな、まじ怖い。






｢あ、玲王、今日はサッカーの練習付き合える。だから俺もいく。｣

｢え、A今日くんの？…サボろうと思ってたけど、Aが行くなら俺も行くー｣

｢お！マジか！！じゃあ今日は空中エラシコ何回できるかやってみようぜ！！お前がどこまで出来んのか！！


あと凪！しれっとサボろうとすんな！！｣





てか、空中エラシコ？ってなに。

やったことないけど……まぁ何とかなるっしょ。








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｢凪先輩のえげつなトラップも教えてください！｣

｢……！うん、いいよ、たっぷりおしえてあげる。｣

｢はい！！｣




｢(……たっぷり？？)｣

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