【ブルーロック】鮫喰らう。【男主】

第31話　お先に ページ37

貴方side




｢起立、礼！さようなら！！｣


｢｢さようなら！｣｣




今日の日直が、終わりの挨拶をする。

俺もちゃんとそれに従って、終わりの挨拶をした。


テスト期間ってのも相まって今日は部活がない、けど、凪先輩は部活だ。

部活というか、凪先輩と玲王二人で練習をするらしい。

…サッカー部の大会が近いからだとか、



あの日、青森駄々田高校に勝ってから、うちの高校は無敗の記録をたたき出している。


流石凪先輩だ、凪先輩が居れば無敗なのも頷ける。



だけど、今日は珍しく、凪先輩とは帰らない。

いつもなら待つか、もしくは一緒に練習をするけど、今日はネットの友達とゲームをする約束があるからだ。






｢じゃあ、凪先輩俺先に帰りますね、練習頑張ってください…！帰る時は電話かけてもらって大丈夫なので、｣

｢……うん、めんどくさいけど、…A見に来てくれるんでしょ、試合。｣

｢もちろんです！俺、凪先輩が試合の日は何がなんでも予定空けるので！！｣


｢…………じゃあがんばる、また明日ね。｣






ぎゅう、さよならのハグをしてから、凪先輩と別れた。
一緒に帰れない時は、中学の時からこうだったので、何もおかしいことは無い。



｢玲王、アイツらって付き合ってんの？｣
｢……いや、まだ大丈夫なはずだ、間に合う…。｣
｢間に合う……？？｣








靴箱からローファーを取りだして、踵をはめ込む。



今日は寄り道せずに帰るぞ、スプラトゥーン3するって言ってたし、今日はサモランカンストするまでやるって言っちゃったしな。






えびせん今帰宅しました。いつでも行けます。




わ、エビさん早い、俺も早く帰らないと。

今日一緒にゲームするのは、"えびせん"さん、俺はえびさんって呼んでる。

サメ、ってのは俺のネット名。単純にサメが好きだからだ。



サメすみません!俺まだ外です、すぐ帰ります!

えびせん分かりました。いつでも出来るよう準備して待ってますね。




やっばー、早く帰ろっと。




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※スプラトゥーン知らない人は飛ばして大丈夫です。

海野くんは、スプラトゥーン1からやりこんでます。実力は言うまでもなくトップクラスで、持ち武器は長距離武器。

お気に入りがリッターとハイドラ、最近は弓もハマってるらしい。


(作者もスプラ1からやり込んでます。弱いです。ビッグランクソむずかったキャリーして海野くん……。)

第32話　えびさん→←イラスト　凪海

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